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鼻中隔湾曲矯正術
お鼻の曲がりの原因
斜鼻: 鼻背が曲がっている状態をいいます。鼻骨の湾曲による骨性斜鼻と鼻中隔の鼻背側の湾曲による軟骨性斜鼻があり、骨性斜鼻と軟骨性斜鼻が合併していることも多く、その場合骨性部分と軟骨性部分の変形を同時に治療する必要があります。
鼻中隔湾曲症: 鼻中隔とは鼻腔の内部を左右に仕切る壁であり、鼻中隔軟骨、篩骨正中板、鋤骨により構成されます。軟骨自体に内在する要素や、軟骨が接合する周囲の骨とのアンバランスによって湾曲が生じている状態を鼻中隔湾曲症といいます。この湾曲が限度を超えると、外見上の曲がり、鼻づまり、嗅覚障害などの症状が慢性的に現れ、ひどい場合には慢性副鼻腔炎を引き起こす原因になります。
治療の特徴
鼻中隔の湾曲を矯正し、外見上の曲がりを改善します。また、鼻中隔が湾曲することで一側の鼻腔は狭くなり反対側の鼻腔は広くなりますが、広くなった鼻腔では下鼻甲介が肥大するため、両側の鼻閉を生じていることもあり、その場合下鼻甲介手術も同時に行います。
このような方へおすすめ
鼻の曲がりを整えたい
鼻の曲がりが原因となる症状にお悩みの方 (鼻出血を繰り返す・鼻づまり・嗅覚障害・頭痛など)
THE ROPPONGI CLINICの鼻中隔矯正術のこだわり
鼻中隔湾曲の状態や程度・位置などを正確に判断し、手術方法を選択、必要に応じ複合的な手術を行います。下鼻甲介という鼻粘膜が肥大し鼻腔が狭くなっている場合、鼻中隔湾曲矯正術と同時に下鼻甲介手術も行い、肥厚した下鼻甲介粘膜の一部を切除あるいは下甲介骨を取り除き、鼻の通りを改善します。さらに必要に応じ、下鼻甲介粘膜凝固術(ラジオ波凝固術)も行います。鼻甲介粘膜下に針のようなプローブを粘膜下に穿入し、粘膜下を焼くことにより鼻粘膜の腫脹を抑え鼻閉を改善します。単なる曲がりの改善のみではなく、鼻の全体的な形態と鼻の通りを改善する包括的な治療を行います。
鼻先を細くする鼻尖形成の詳細
手術までの流れ
カウンセリング
・ベクトラを使用し、3D画像で理想のお鼻をシミュレーション
・鼻鏡という専用の器具を使用し鼻中隔を観察、湾曲の程度や状態をある程度把握することができます
手術前の検査
・血液検査やCT検査、鼻腔内培養検査を行い、事前にお鼻の状態や身体の状態を評価、入念な手術計画を立てます
手術
・全身麻酔管理を信頼のおける麻酔科専門に託し術後の腫れの軽減、吐気等がでにくい麻酔管理を徹底しています
・CT検査を元に、鼻中隔の湾曲の状態や程度・位置などを正確に判断し、手術方法を選択、必要に応じ複合的な手術を行います
手術後のアフターフォロー
・手術後も安心して過ごせるよう、術後長期に渡って責任を持って経過を診させていただきます
手術内容
① 鼻孔の内側を切開するクローズド法と、鼻柱を切開するオープン法、いずれかの方法で行います。
当院では、年間数多くのクローズド法での手術を行っております。展開を工夫することや特殊な道具の使用、内視鏡を駆使することで高度な手術を行うことができ、変化もしっかりと出すことも可能です。ただし、患者様の希望や必要な施術内容(強い斜鼻等)、癒着の強い他院修正等の場合はオープン法を推奨しています。
② 湾曲の状態や程度、場所などにより以下の方法で矯正します
・鼻中隔軟骨や骨の曲がっている部分(鋤骨や篩骨など)を切除し、温存した鼻中隔軟骨の表面に浅い切開線を加え、軟骨を直線化するように縫合
・鼻中隔軟骨の前後と上下をフレーム状に温存するようにくり抜き(Lストラット)、切除した鼻中隔軟骨をトリミングした後、鼻中隔軟骨の前方に縫合固定
・鼻中隔軟骨を十分にリリースした上で、必要に応じ前鼻棘(鼻中隔軟骨の基部)で軟骨を切離、割線を入れて矯正した後、その横に軟骨を縫合固定して補強
・傾いた鼻中隔軟骨の奥から軟骨片を採取後、残した鼻中隔軟骨を基部から切断、矯正する方向にずらし、間に採取した鼻中隔軟骨片を介在させて縫合固定
・スプレッダーグラフト(鼻中隔軟骨の一部を鼻中隔軟骨の鼻背側に移植する)による矯正
主なダウンタイム 個人差がございます
腫脹・内出血:強い腫れは2週間程度
浮腫み:時間の経過とともに落ち着き、3~6ヵ月程かけ改善
多少の鼻出血:4日程度
鼻水や鼻づまり:ピークは1~2週間程
鼻先の赤み:一時的なものの場合、心配ありません
ご自宅でのお過ごし方
固定:ギプス固定を1週間前後、必要に応じ鼻腔内の固定方法を選択
シャワー浴:翌日から可能
入浴や運動、飲酒など:内出血が落ち着く頃を目安に可能
喫煙:喫煙することで血行不良が生じ、傷の治りの遅延や感染の原因となります。そのため、最低でも手術前2週間、手術後2週間~1ヵ月程度の禁煙をお願いしております。
通院の目安
2日前後:耳の固定除去
1週間前後:ギプス除去と抜糸
3週間前後・1ヵ月・2カ月・3ヵ月・6ヵ月・1年:検診
主な合併症
・感染
・鼻先の高さの限界、経時的な変化
・鼻を触った時の感覚の変化
・鼻先の違和感やひきつれ感
・鼻先の太さの残存、出現
・鼻柱の厚みや凸凹感
・鼻の穴の見え方の変化(縦長に見える)
・元々の鼻の形の影響を受け左右差の顕著化
・後戻りや変形
・鼻先の下垂
・皮膚の障害
・移植した軟骨が浮き出る
・上口唇の動きの変化
・その他(傷の開き、傷跡、疼痛、感覚障害、内出血、腫脹、血腫、鼻閉感、糸の露出など)
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