医療脱毛の機械・レーザー徹底解説:あなたに合う脱毛機は?
投稿日:2025.03.31/更新日:2025.06.26

「医療脱毛って、どの機械で受けるのが一番いいの?」「自分の肌や毛質に合う脱毛機ってどう選べばいいの?」
医療脱毛を調べていると、アレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー、ヤグレーザー、熱破壊式、蓄熱式など、たくさんの専門用語が出てきて迷ってしまいますよね。
実は、脱毛機の種類によって得意な毛質や肌質が異なり、あなたに合った機械を選ぶことが、満足のいく脱毛結果に繋がります。
この記事では、医療脱毛で使われる主な機械・レーザーの種類から、それぞれの特徴、どんな方におすすめかまでを徹底的に解説します。
日焼け肌や産毛にも効果的な機械があるのか、といった疑問にもお答えしますので、ぜひ医療脱毛のクリニック選びの参考にしてください。
監修:長尾 沙也加(「THE ROPPONGI CLINIC」院長) | |
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厚生労働省承認の医療レーザー脱毛が受けられる当院の医療脱毛に関しては、こちらをご覧ください。
Contents
医療脱毛レーザーの主な種類と特徴
医療脱毛で使われるレーザーには、主に3つの種類があります。それぞれのレーザーは、波長(光の長さ)が異なるため、毛のメラニン色素への反応の仕方や、肌の奥への届き方が違います。
【表で解説】主な医療脱毛レーザーの種類
レーザーの種類 | 波長(nm) | 特徴 | おすすめの毛質・肌質 |
---|---|---|---|
アレキサンドライトレーザー | 755 | メラニン色素への反応が最も高い。太くて濃い毛に高い効果を発揮。冷却装置を搭載している機種が多い。 | ・濃くて太い毛(ワキ、VIOなど) ・色白肌の方 |
ダイオードレーザー | 800〜810 | さまざまな毛質や肌質に対応可能。比較的痛みが少ない機種が多い。蓄熱式脱毛機に多く採用されている。 | ・幅広い毛質(剛毛〜産毛) ・幅広い肌質(色白肌〜やや色黒肌) ・痛みに弱い方におすすめ |
ヤグレーザー | 1064 | 波長が長く、肌の奥深くまで届く。根深い毛や、日焼けした肌にも比較的安全に照射可能。痛みが強い傾向がある。 | ・根深い毛(VIO、男性のヒゲなど) ・日焼け肌・色黒肌の方 ・硬毛化のリスクを懸念する方におすすめ |
熱破壊式と蓄熱式:脱毛方式の違いを理解する
医療脱毛機は、上記のようなレーザーの種類だけでなく、「熱破壊式」と「蓄熱式」という照射方式の違いもあります。どちらも毛が生えてこないようにする目的は同じですが、熱の与え方やターゲットとする組織が異なります。
【表で解説】医療脱毛の熱破壊式 vs 蓄熱式
照射方式 | ターゲット | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|
熱破壊式 | 毛乳頭、毛母細胞 (毛を生やす司令塔) | 高温のレーザーを一瞬で照射し、毛根の組織を直接破壊する。パチッとした痛みを感じやすい。 | 比較的少ない回数で効果を実感しやすい 太くて濃い毛に高い効果 | 痛みが強い場合がある 日焼け肌には不向き |
蓄熱式 | バルジ領域 (発毛の司令塔) | 低温のレーレーザーを連続的に照射し、じわじわと熱を蓄積させて発毛組織を破壊する。痛みが少ない。 | 痛みが少ない 産毛や細い毛にも効果が期待できる 日焼け肌にも照射しやすい | 熱破壊式より効果の実感が遅れることがある 効果が出るまでに回数がかかる傾向 |
熱破壊式は「ショット式」とも呼ばれ、高出力のレーザーをピンポイントで照射するため、濃くて太い毛に高い効果が期待できます。痛みを感じやすい傾向がありますが、早く効果を実感したい方に向いています。
一方、蓄熱式は「SHR方式」などとも呼ばれ、比較的低温のレーザーを連続して照射します。これにより、肌への負担が少なく、痛みを抑えて脱毛できます。産毛や日焼け肌にも対応しやすいのが特徴です。
多くのクリニックでは、これら複数のレーザーや照射方式の脱毛機を導入しており、カウンセリングであなたの毛質や肌質に合わせて最適な脱毛機を提案してくれます。
>> 医療脱毛が痛いのはなぜ?痛みを抑える方法と麻酔の種類を徹底解説
あなたに合う医療脱毛機はどれ?ケース別おすすめ診断
様々な脱毛機がある中で、「結局、自分にはどの機械が一番合っているの?」と悩む方も多いでしょう。ここでは、あなたの状況に合わせた脱毛機選びのヒントをご紹介します。
【表で解説】毛質・肌質・希望別!おすすめ脱毛機
あなたの状況 | おすすめのレーザー・方式 | その理由 |
---|---|---|
濃くて太い毛をしっかり脱毛したい | アレキサンドライトレーザー (熱破壊式) | メラニン色素への反応が高く、太い毛の毛根組織を効率よく破壊できるため。 |
痛みに弱い・不安がある | ダイオードレーザー(蓄熱式) | 低温でじわじわ熱を加えるため、痛みが少ない。冷却機能が充実した機種も多い。 |
根深い毛(VIO、男性のヒゲなど) | ヤグレーザー (熱破壊式) | 波長が長く、肌の奥深くの毛根までレーザーが届くため、根深い毛にも高い効果が期待できる。 |
日焼け肌・色黒肌だけど脱毛したい | ヤグレーザー ダイオードレーザー(蓄熱式) | メラニン色素への反応が穏やか、または波長が長く、肌表面のメラニンに影響されにくい方式。やけどのリスクを抑えやすい。 |
産毛や細い毛も脱毛したい | ダイオードレーザー(蓄熱式) | 従来のレーザーでは反応しにくかった細い毛や産毛にも、熱を蓄積させることで効果が期待できる。 |
短期間で効果を実感したい | 熱破壊式レーザー | 高出力で一気に毛根組織を破壊するため、比較的早く毛が抜け落ち、効果を実感しやすい。 |
クリニックによっては、複数の種類の脱毛機を導入している「使い分け脱毛」を行っているところもあります。これは、部位や毛質に合わせて最適な脱毛機を選んでくれるため、より効果的で安全な脱毛が期待できます。
まとめ:あなたに合う脱毛機選びが成功の鍵
医療脱毛の機械は、それぞれ得意なことや特徴が異なります。レーザーの種類(アレキサンドライト、ダイオード、ヤグ)と照射方式(熱破壊式、蓄熱式)を理解することで、より自分に合ったクリニックや脱毛プランを選べるようになります。
最終的には、カウンセリングであなたの毛質、肌質、そして脱毛への希望を医師や看護師にしっかり伝え、最適な脱毛機を提案してもらうことが大切です。納得のいく脱毛のために、ぜひこの記事を参考に、賢く脱毛機を選んでください。