目の下のクマ治療におすすめの方法とは?ダウンタイムや費用についても
投稿日:2024.09.09/更新日:2024.09.26
目の下にできる頑固なクマ。色に合ったファンデーションやコンシーラーで毎日時間をかけて隠している方も多いのではないでしょうか。
スキンケアの中には「目の下のクマをケアする」などと謳っているものもありますが、実際にセルフケアで改善するのは難しく、適切な方法を選ぶ必要があります。
本記事では、そんな目の下のクマを治療するのにおすすめの方法をピックアップしてご紹介します。
青クマ・茶クマ・黒クマの種類別に原因と対策を知り、自身の目の下のクマを消すにはどうすべきなのかを見ていきましょう。
Contents
目の下にできるクマの種類と原因
一言で目の下のクマといってもその種類は様々であり、できる原因も適切な対策も異なります。
代表的な3種類のクマを例に挙げ、自分に当てはまるクマの原因を学びましょう。
今あるクマを改善するだけでなく、今後クマが目立つのを防ぐためにも、正しい情報を知っておくことが大切です。
青クマ
青クマとは、その名の通り青黒い色に見えるクマのことです。
「クマ=寝不足」といったイメージを持つ方も少なくありませんが、寝不足で起こるクマは主に青クマといえます。
青の補色であるオレンジ系のコンシーラーなどでカバーしやすいことから、根本的な原因への対策ができておらず、長年クマができた状態を放置してしまっている方も多いでしょう。
青クマは目の下の血管が透けて見えることで起こります。
元々目の周りは顔の中でも皮膚が薄く、血管の色が透けて見えやすいため、ほんの少し血行が悪くなっただけでも青クマが目立ってしまうでしょう。
皮膚そのものに色素沈着が起きているわけではないため、下まぶたを引っ張ると青クマが薄く見えることもあります。
そもそも目の周りの血行が悪くなってしまうのは、現代人に多い「姿勢の悪さ」や「長時間のデスクワーク」そして「PCやスマートフォンの見過ぎ」などが原因だといわれています。
もちろんクマのイメージが強い寝不足やストレス過多なども血行不良の原因となります。
血行が悪くなるとその分細部に酸素が行き渡らなくなり、酸素不足に陥った血液が黒ずみ、目の下に透けて見えてしまうのです。
こういった原因があるため、青クマは働き盛りの20代~50代はもちろん、10代にも起こりうる種類です。
茶クマ
クマの中でも比較的頑固であり、改善が難しいといわれているのが「茶クマ」です。
顔の中で茶色というと、シミやそばかすをイメージする方が多いのではないでしょうか。
これらと同じように、茶クマも色素沈着が原因の症状です。
皮膚が薄くデリケートな目の周りは、他の部位ならば問題にならないレベルのダメージであっても、より強く影響を受けてしまうことを覚えておきましょう。
茶クマは肌が刺激を受けることでメラニン色素が生成され、細胞自体が染まってしまっている状態です。
青クマのように下まぶたを引っ張っても色が薄くなったり消えたりすることがなく、肌そのものが茶色くなっているのが特徴です。
茶クマが目立つ方は、第一に日頃の行動を見直し、目の周りにダメージを与えていないかをチェックする必要があります。
メイクを落とすためにクレンジングや洗顔料を付けてゴシゴシと擦っていたり、日焼け対策が不十分で目の周りに紫外線が当たる時間が長かったり、保湿ケアを怠っており目の周りが常に乾燥していたりしないでしょうか。
こういった生活習慣は意識しなければ治すことが難しいため、茶クマの治療を行うと共に、これらの行動を見直さなければなりません。
黒クマ
青クマや茶クマに比べて、圧倒的に割合が多いといわれるのが「黒クマ」です。
これは血管や色素沈着ではなく、目の下に影ができることで生まれるクマを指します。
影ができているため、下まぶたを動かしたり角度を変えたりすることで影がなくなると、クマも消えてくれることが多いでしょう。
目の下に影ができてしまう原因には様々なものがありますが、もっとも多いのが「加齢」です。
加齢により目の下の皮膚がたるんだり、顔の筋肉が衰えて眼輪筋が目立ったりすることで、目と頬の間に差が生まれて影となってしまいます。
目の下には「眼窩脂肪」と呼ばれる脂肪があり、これが皮膚のたるみや筋肉の衰えによって突出してしまうことも、黒クマの原因となるでしょう。
以下のような方は目の下にクマができやすいので注意が必要です。
・元来、生まれつき目の下に脂肪が多い
・年齢とともに脂肪が下がってきて目の下の膨らみが目立ってきた
・日常的に目の周りのお化粧、目の下のマッサージなどを行い、それらの刺激によって靭帯が緩み、目の下の脂肪が弛んでいる
黒クマを改善するためには、まず皮膚のたるみや眼窩脂肪の突出を改善し、影をなくさなければなりません。
自分でたるみを劇的に改善したり、脂肪を無くしたりするのが難しいことから分かるように、黒クマはセルフケアでの改善が限りなく難しい症状といえます。
関連記事:目の下のクマ取りでよくある失敗例と自分にあった方法の選び方
クマ治療の方法とは
上記でご紹介した3種類のクマは、1種類だけが現れていることもあれば、人によっては3種類すべてが現れていることもあります。
そのため自分でクマの種類を判断し、自己流でケアすることにより、却って症状が悪化してしまう可能性もゼロではありません。
クマ治療は必ず専門医のいるクリニックを受診し、原因や症状・正しい治療法を判断してもらってから行うようにしましょう。
青クマ
3種類のクマの中で唯一、平行してセルフケアを行いたいのが青クマです。
セルフケアといっても目に直接ケアを行うのではなく、ストレスが溜まっている場合は適度にリラックスする時間を作ったり、PCやスマートフォンを見る時間を減らしたりといった生活習慣の改善が主となります。
医師から自分のクマが青クマであると診断を受けた後は、血流が悪くなるような行動をしていないか一度確認してみましょう。
クリニックでは、青クマの原因となる「血行不良」を改善する措置を行います。
一部のレーザー治療は目元の血行を促進するはたらきがあるため、これを利用して青クマの改善を目指すことがあります。
さらには目元の薄い皮膚をカバーし血管が透けて見えるのを防ぐため、ベビーコラーゲンを注入して目元にハリを出す施術も存在します。
茶クマ
茶クマの治療で大切なのは、原因が色素沈着であるため、美白を目的とした治療を行う必要があるといった点です。
目の下は皮膚が薄くデリケートなため、刺激の強い美白治療は使えません。
目の下でも問題なく使えること、そして色素沈着を改善できることの2点が、茶クマの治療で必要不可欠なポイントといえるでしょう。
クリニックでは、顔のシミ取りなどにも使われるレーザー機器を使い、茶クマの原因であるメラニン色素を破壊する施術が行われることがあります。
範囲が狭くデリケートな目元にも使えるよう、照射範囲が狭く、細かな作業ができる機械が必要です。
これと同時にトラネキサム酸などの内服を行い、これ以上メラニン色素が生成されるのを防ぐことも大切です。
黒クマ
黒クマ改善は美容医療の中でも多くの方が希望する施術で、ザロッポンギクリニックでも多数の症例があります。
皮膚のたるみや脂肪が原因の場合は、目の下の脱脂を行い、影ができないように調整を行います。
反対に目の下が落ち窪んで影になっている場合は、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの注入が行われることもあるでしょう。
黒クマの治療において重要なのは、経験豊富な医師の診察を受けることで、自分の黒クマが目立つ原因を正しく知ることです。
一言で黒クマといっても原因は人によって異なるため、正しい治療を受けるためにも、施術実績の多いクリニックを選びましょう。
クマ治療の種類
続いて、美容医療で行われるクマ治療の中で、特に注目を浴びている方法をピックアップしてご紹介します。
ザロッポンギクリニックでは、クマ治療のスペシャリストと呼ばれる医師が在籍しており、患者様一人ひとりに対し時間をかけて診察を行います。
患者様によって異なるクマの状態を正しく把握し、もっとも適切な方法にて治療を行うため、理想とする状態を目指しやすいのが特徴です。
不安な点や分からないことなどがある場合は、一人で悩まずお気軽にご相談ください。
切らない目の下の脱脂術
ザロッポンギクリニックでは、「ザロク式クマ取り治療」と名付けられた独自の方法でクマ取りを行っています。
目の下にクマやたるみがあると、それだけで顔色が悪く見えたり、実年齢よりも上の印象になってしまったりと良いことがありません。
切らない目の下の脱脂術では、目の下に小さな穴を開け、そこから余分な脂肪を切除していきます。
施術直後であっても傷が目立たず、メスを入れない分痛みも少ないため、美容医療が初めてで緊張している方にとっても受けやすいでしょう。
加齢により眼窩脂肪が目立ってしまった方はもちろん、若い方でも生まれつき眼窩脂肪が多く、クマが目立っている方にもおすすめです。
プレミアム脱脂術
ザロッポンギクリニックでは、目の下の脱脂に加えて脂肪注入ができる「プレミアム脱脂術」をご用意しています。
これは不要な部分の脂肪を切除すると同時に、目の下が窪んでしまうのを防ぐため、脂肪を注入してふっくらとした目元を作る施術です。
注入する脂肪は自身のものを使うため、拒否反応が起こりにくく、安全に受けられる施術としてもおすすめです。
また、プレミアム脱脂術にフォトナアイを加えた「切らないクマ取りプレミアム」も人気の施術です。
フォトナアイは目の下に特殊なレーザーを当てることで、コラーゲンやエラスチンの生成を促進し、内側からハリのある目元を目指せるのが特徴です。
コラーゲンの生成促進は施術から数ヶ月後まで続くため、より長い間施術の効果を実感したい方にも向いています。
下眼瞼シワ取り
脱脂術が目の下の脂肪を切除するのに対し、シワ取りは目の下の皮膚がたるんでいる場合に行われます。
下まつ毛の生え際にメスを入れ、たるみや小じわの原因となっている余った皮膚を切除して引き上げることで、表情を大きく変えることなくクマを改善できるのが特徴です。
クマが脂肪・たるみ・筋肉のいずれによるものなのかをしっかりと見極める必要があるため、必ず経験豊富な医師へ依頼したい施術の一つです。
下眼瞼シワ取りは、クマと同時に目の下のシワが目立つ場合にも行われます。
幾重にもシワが入って年齢が上に見られやすい方や、目頭から頬に向かって伸びる「ゴルゴライン」に悩んでいる方などにもおすすめする場合があります。
ハムラ法
ハムラ法は別名「眼窩脂肪移動術」とも呼ばれ、その名の通り目の下の脂肪を適切な位置へ移動する施術です。
脱脂術では不要な脂肪を全て切除してしまいますが、ハムラ法は脂肪が目立つ位置から少ない位置へ移動させ、目の下を平らにならしていきます。
脂肪が多く目立っている場合はもちろん、皮膚がたるんでシワができている場合など、様々な目の下のクマに対応できるのも特徴です。
表ハムラ法と裏ハムラ法の2つがあり、表の場合は下まつ毛の生え際を切開、裏の場合は皮膚ではなく結膜を切開するといった違いがあります。
関連記事:目の下の脱脂は窪んだりすることがある?後遺症や修正方法について解説
クマ治療のダウンタイムについて
目の下のクマを美容医療で治療した場合、少なからずダウンタイムが発生します。
施術直後は人に会うような大切な予定を入れず、目の周りを労わって過ごしましょう。
症状のピークは施術後2日~3日程度ですが、腫れや赤みが収まるまでには1週間程度かかります。
腫れやむくみなどが強い場合は、完全に回復するまで2~3週間かかることもあるでしょう。
なお本記事で紹介した施術ですと、下眼瞼切開と表ハムラ法では1週間後に抜糸が必要となります。
クマ治療のダウンタイムとして見られることの多い症状は以下の通りです。
- 痛み
- 赤み
- 腫れ
- むくみ
- 内出血
- 出血を伴う涙
- 引きつり感
これらは次第に消失していくことが多い症状であるため、過剰に心配することなく、施術後に医師の説明をしっかりと聞いておくことが大切です。
万が一1週間を超えても症状が強く残っていたり、日を増すごとに症状が強くなっていったりする場合は、必ず施術を受けた医師へ相談しましょう。
クマ治療の費用について
ザロッポンギクリニックで行えるクマ治療の料金をご紹介します。
施術名 | 内容 | 料金(税込) |
プレミアム脱脂術 | 脱脂+プレミアム脂肪注入※睡眠麻酔代・シンエック・ダウンタイムセット・当日再診料を含む | 770,000円 |
切らないクマ取りプレミアム | プレミアム脱脂術+フォトナアイ2回分 | 840,000円 |
脱脂術 | 脱脂術 | 440,000円 |
脱脂術 | 当院で脱脂後2回目施術 | 220,000円 |
脱脂術 | 下眼瞼脱脂術 目元モニター | 352,000円 |
脱脂術 | 脱脂術+リポ法 | 550,000円 |
脱脂術 | 他院 目の下の治療後修正 | 165,000円 |
脱脂術+余剰皮膚切除 | 下眼瞼シワ取り | 495,000円 |
脱脂術+余剰皮膚切除 | 脱脂+下眼瞼シワ取り | 660,000円 |
ハムラ法 | 表ハムラ法 | 715,000円 |
ハムラ法 | 裏ハムラ法 | 550,000円 |
クマの治療は保険適用になる?
クマ治療は基本的に自由診療で行われており、3割や1割負担になることなく、全額自己負担での施術となります。
施術費用が高額になることも多いため、医療ローンやクレジットカード決済などが使えるかどうかあらかじめ確認しておきましょう。
ザロッポンギクリニックでは現金払いのほか、各種クレジットカードや医療ローンにもしっかりと対応しています。
また、何らかの疾患が原因で目の下のクマが発生している場合は、保険適用となる可能性があります。
その場合は美容医療での施術ではなく、保険診療を行っている皮膚科にて相談することが大切です。
まとめ
頑固な目の下のクマは、ほんの少し目立つだけでも顔の印象を大きく変えてしまいます。
美容医療で適切な治療を受けるのと同時に、目の下のクマができてしまう原因を探り、今後症状が悪化してしまうのを防ぎましょう。
ザロッポンギクリニックでは、経験豊富な医師が一人ひとりに対し丁寧なカウンセリングを行うことで、症状の改善はもちろん今後の予防についても正しくアドバイスさせていただきます。