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レチノール(ビタミンA)の副作用を解説!敏感肌の人は注意?

投稿日:2023.06.16/更新日:2024.03.26

レチノール(ビタミンA)の副作用

化粧品やスキンケアアイテムのCMなどでも目にする「レチノール」という美容成分があります。レチノールは優れた美容効果が期待できる一方で、副作用が現れることも多く不安に感じてしまいます。

そこで本記事では、レチノールの副作用にはどのようなものがあるのか、レチノール配合アイテムを使用するうえで注意すべき人の特徴、化粧品やスキンケアアイテムの選び方などもあわせて解説します。

レチノールとは

レチノールはビタミンAの一種であり、私たちの皮膚や粘膜、細胞を維持するうえで不可欠な成分です。また、免疫機能や生殖機能、視力の維持などにも欠かせない栄養素でもあります。

レチノールは主に魚や乳製品、肉などに豊富に含まれており、バランスの良い食事を心がけることで必要量を摂取できます。

また、レチノールを配合した栄養補助食品やサプリメントのほか、スキンケアアイテムにも美肌成分として配合されています。

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レチノールの効果

レチノールは健康維持や肌質の向上・維持に効果を発揮する栄養素です。スキンケアを目的に考えたとき、レチノールにはどのような効果があるのか紹介しましょう。

コラーゲンの生成

皮膚の弾力やハリを保ち、健康な肌を維持するうえで欠かせない成分にコラーゲンがあります。コラーゲンは体内で生成される成分ですが、レチノールにはコラーゲンの生成を促進する効果があり、しわやたるみの改善につながります。

ターンオーバーの促進

古い角質から新しい角質へ生まれ変わる肌の新陳代謝をターンオーバーとよびます。ターンオーバーが正常に行われている肌は、色素沈着やくすみが現れにくく、健康な肌が維持できます。

レチノールにはターンオーバーの促進効果もあり、つねに白く美しい肌を維持するために欠かせない成分です。

抗酸化作用

紫外線や摩擦などのほか、活性酸素によっても肌はダメージを受け、老化が進んでいきます。

レチノールは抗酸化作用も持っており、活性酸素による肌のダメージを防ぐ効果があります。

レチノールとトレチノインの違い

トレチノインもビタミンAの一種であり、レチノールと同様に美容・美肌効果のある成分として知られています。

しかし、トレチノインはレチノールと比較して50〜60倍と極めて効力が高く、市販されている化粧品やスキンケアアイテムへの配合が認められていません。

そのため、トレチノインは皮膚科や美容クリニックで処方してもらう必要があります。

一方、レチノールは市販されている化粧品やスキンケアアイテムなどにも配合されています。

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レチノールの副作用

レチノールを使用すると皮膚の新陳代謝が促進されるため、古い角質から新しい角質へ生まれ変わる際に一時的に肌のバリア機能が低下することがあります。

肌の乾燥や赤み、かゆみなどが副作用となって現れることがあり、これをレチノイド反応とよびます。

レチノイド反応はあくまでも一時的なものであり、数日から1週間程度で治ることがほとんどです。

レチノールが合わない人の特徴

美容成分として広く知られているレチノールですが、肌質によっては逆効果となる人も存在します。どのような人にレチノールは合わないのか、具体例をいくつか紹介しましょう。

敏感肌

肌が乾燥しやすかったり、わずかな刺激によって赤みやかゆみなどが現れる敏感肌の人は、レチノールを使用することでレチノイド反応が強く出る場合があります。

あまりにも副作用が強いと肌荒れを悪化させることもあるため、医師と相談のうえスキンケアアイテムを選ぶと良いでしょう。

皮膚炎を発症している人

皮膚炎を発症し赤みやかゆみなどが出ている場合にも、レチノールを含むスキンケアアイテムを使用することで強い副作用が出て、症状を悪化させるおそれがあります。

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レチノールの副作用が出たらすぐに使用をやめるべき?

レチノールが配合された化粧品やスキンケアアイテムを使用していると、はじめの段階で副作用が現れることは珍しくありません。上記でも紹介した通り、副作用は数日から1週間程度で収まることが多いため、その間は様子を見ておきましょう。

ただし、1週間を過ぎても症状が改善されない場合や、日ごとに症状が悪化している場合には使用を取りやめ、医師の診察を受けるようにしましょう。

また、副作用が心配という場合には、レチノール配合のアイテムを少しずつ使用し様子を見るという方法もおすすめです。

自分に合ったレチノール化粧品の選び方

レチノールが配合された化粧品やスキンケアアイテムはさまざまな種類があり、どれを選べば良いのか分からないという方も多いでしょう。

効果を最大限高め、さらに安全に使用するためにも注意しておきたいレチノール配合アイテムの選び方を解説します。

レチノールの濃度

レチノール配合の化粧品やスキンケアアイテムのなかには、高濃度の成分が配合されたものも少なくありません。十分な効果を得るためには高濃度の成分が配合されたものが良いと思われがちですが、その分副作用のリスクも高まります。

特に海外メーカーの製品は高濃度のものが多いため注意が必要です。

はじめのうちは「高濃度」と表記された製品は避け、できるだけ少量の製品を試しながら自分の肌質に合ったものを探してみましょう。

配合成分と効果

化粧品やスキンケアアイテムには、レチノール以外にもさまざまな美容成分が配合されています。

たとえば、乾燥肌に悩む方には保湿成分であるヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドなどがおすすめです。

また、シワや肌のハリが失われてきたと感じる方には、上記の成分に加えてエラスチン、ビタミンC、ポリフェノールなどの成分も効果的でしょう。

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レチノールが入ったおすすめドクターズコスメ

化粧品やスキンケアアイテムのなかには、皮膚科医が専門家の立場から監修したり、開発に携わったりしたドクターズコスメもあります。

ザ・六本木クリニックがおすすめするレチノールが配合されたドクターズコスメをいくつか紹介しましょう。

エンビロン(ENVIRON)|モイスチャークリーム 1

レチノールのほか、ビタミンCやビタミンEをはじめとした12種以上の美容成分が配合された保湿クリームです。

紫外線によって乾燥した肌のケアに最適で、肌の状態に合わせてレチノールの配合濃度を4段階に調節できることが特徴です。

本製品は4段階のうち1段階目にあたり、はじめてレチノール配合製品を試してみたいという方でも安心して使用できるでしょう。

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ナビジョンDR(Navision DR)|TAレチノファースト

口元や目元など、特にデリケートな顔部分にも使用できる保湿クリームです。

レチノールのほかトラネキサム酸も配合されており、肌本来のハリとツヤを取り戻します。

特に乾燥が気になる部分に重点的に使用することで、高い効果が期待できるでしょう。

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リビジョン(Revision)|DEJ ナイトフェイスクリーム

就寝前のスキンケアにおすすめのナイトクリームです。

レチノール配合割合は0.25%と比較的高めですが、肌への刺激やダメージを抑えるバクチオールとよばれる成分も配合されているため安全に使用できます。

ただし、高濃度のレチノールが配合されているため、はじめのうちは2〜3日おきに1回の割合で利用し、徐々に頻度を上げていくのがおすすめです。

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まとめ

レチノールは美容成分のなかでも高い効果が期待できる一方で、副作用のリスクもあります。

高濃度のコスメやスキンケアアイテムを選べば良いだろう」と考えがちですが、肌質や肌の状態によっては悪化させてしまう可能性もゼロではありません。

そのため、まずは少量からスタートし、少しでも不安があったり強い副作用が現れた場合には、皮膚科や美容クリニックを受診し医師に診てもらうことが大切です。

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