レーザートーニングの効果とは|何回受ければ効果を実感できる?
投稿日:2024.12.17/更新日:2024.12.17
近年は様々な美容医療の施術が登場しており、大掛かりな手術から手軽に受けられるものまで多種多様です。
その中でもマシンを使って様々な効果を目指す「レーザートーニング」に興味がある方も多いのではないでしょうか。
本記事ではそんなレーザートーニングの具体的な効果から、必要な回数など気になる情報をまとめてご紹介します。
Contents
レーザートーニングの効果
一言でレーザートーニングといっても、施術方法などによって様々な肌トラブルに効果を発揮します。
今回はザロッポンギクリニックでレーザートーニングを受けた方の症例写真を参考に、それぞれの効果について詳しくご紹介していきましょう。
【症例1】
【症例2】
色素沈着の改善
レーザートーニングの中でもっとも有名な効果として挙げられるのが「色素沈着の改善」です。
一般的なレーザー治療に比べて低出力となる1064nmのレーザーを照射することで、ターンオーバーを促進しメラニン色素の排出を目的としています。
一般的なレーザー治療では、メラニン色素の排出を行いながらもメラノサイトへ刺激を与えてしまい、同時に新たなメラニン色素が生成されるというデメリットがあります。
これに対しレーザートーニングは低出力のためメラノサイトを刺激しにくく、効率的にメラニン色素の排出を目指せるでしょう。
レーザートーニングによるメラニン色素の排出は、定期的に施術を受けることでより効率的に効果を実感できるようになります。
施術を受けると同時に、新たなメラニンが生成されないよう紫外線対策や摩擦によるダメージを最小限に抑える工夫が必要です。
薄いシミ、肝斑の改善
数々の肌トラブルの中でも、「肝斑」の改善は難易度の高い施術として知られています。
レーザートーニングでは先ほどもご紹介した「低出力のレーザー」を肌へ均一に照射できるため、肝斑を悪化させることなくメラニン色素の排出を目指せます。
難易度が高いとはいえ薄いシミや肝斑もメラニン色素が原因となる点は変わらないため、レーザートーニングによるターンオーバーの促進で変化を実感できるでしょう。
一般的なシミは紫外線や摩擦によるダメージ・加齢などが原因となりますが、肝斑はこれらに加え女性ホルモンのはたらきも影響しているといわれています。
特に女性ホルモンのバランスが崩れ始める30代後半あたりをきっかけに、肝斑が現れる可能性が高くなるでしょう。女性特有の悩みが増える更年期にも注意が必要です。
美白、肌のトーンアップ
レーザートーニングによって照射くされるレーザーは波長が長いため、肌の奥深くに届きやすいといった特徴があります。
これにより肌のターンオーバーが促進されるだけでなく、コラーゲンやエラスチンといった成分の生成も促すことができるでしょう。
コラーゲンは細胞同士を結び付け強固な土台を作るのに役立ち、そんなコラーゲン同士をエラスチンが束ねることでさらなる強度アップにつながっています。
コラーゲンは水分を多く溜め込むはたらきもあるため、コラーゲンの量が多くなればなるほど水分を蓄えたハリ感のある肌を目指せるでしょう。
そんなメラニン色素の排出・コラーゲンの生成促進の両方が組み合わさることで、肌の全体的なトーンアップを目指すことができます。
水分をしっかりと蓄えていることから、透明感を出したい方にもおすすめです。
くすみ、色むらの改善
これまでにご紹介したレーザートーニングの特徴によって、メラニン色素が原因となるくすみや色むらの改善も期待できます。
目立つシミがない方であっても、顔の印象がどこか暗く感じてしまう場合や、透明感のなさが気になっている場合にもおすすめです。
顔の広範囲がくすんだり色むらがあったりする場合、全体的なターンオーバーの乱れや乾燥が原因となっている場合が多いため、レーザートーニングで全体をケアしてあげると良いでしょう。
アートメイク除去、タトゥー除去
皮膚の奥深くにインクを注入するアートメイクやタトゥーは、時間が経っても色褪せずに長年残る場合がほとんどです。
これを何らかの目的で除去したい場合は、レーザートーニングの長い波長が役立つでしょう。
大小様々なインクの粒子を小さく砕き、レーザーによって破壊することで、時間や回数はかかるものの元の肌に近い状態を目指すことが可能です。
また、一般的なレーザーによるアートメイクやタトゥーの除去は、反応しやすい茶色や黒色のインクには効果があっても、その他の色が残ってしまうことがあります。
レーザートーニングは長い波長に加えて半分の532nmにも対応しており、赤や黄色・緑・青などの色素にも効果が期待できるのが特徴です。
そもそもレーザートーニングとは
レーザートーニングとは、色素沈着やくすみなどに効果的なのはもちろん、肝斑に悩んでいる方に使われることの多い施術です。
何といってもメラノサイトを刺激せずにメラニン色素の排出を促進できる点が魅力であり、穏やかで肌に刺激の少ない施術を実現しています。
肝斑をはじめとするシミは患者様一人ひとり原因や症状が異なり、適切な対策が変わってきます。
レーザートーニングは様々なタイプの患者様に対応できる施術として、近年人気の施術です。
また、レーザートーニングは肌への刺激が少ないことから、痛みを抑えられる点もメリットといえます。
中には麻酔が必要となる方もいますが、基本的には一般的なレーザー治療よりも痛みが少ないといえるでしょう。
その分効果の実感までに複数回の施術が必要となりますが、ダウンタイムが短く、日常生活に影響を及ぼしにくい点も魅力的です。
レーザートーニングの効果を実感するためには何回受ければ良い?
先ほどもご紹介したように、レーザートーニングは効果がゆっくりと現れる特徴があるため、理想とする仕上がりになるまで回数が必要となります。
あらかじめ施術に必要な回数と適切な頻度を知っておき、実際に受ける際の参考になるよう準備しておきましょう。
施術回数
レーザートーニングは改善したいお悩みの内容によって必要となる回数が異なります。
一般的な色素沈着やくすみ・色むらを改善したい場合は、5回から10回程度の施術を受けることとなるでしょう。
施術を進める際は医師としっかり相談をした上で、後何回程度受けるのかその都度確認することが大切です。
一方、肝斑の場合はさらに慎重な施術が必要となることから、10回~20回程度施術を行うケースも見られます。
1回ごと料金がかかる場合は最終的な金額が高額になりやすいため、お得な複数回コースを完備しているクリニックがおすすめです。
頻度
一般的なレーザートーニングでは、前回の施術から1~2週間程度間隔を空けて次の予約を入れることが大切です。
間隔を空けずに施術をしてしまうと、せっかく低刺激の施術を受けたにもかかわらず、肌にダメージが蓄積されてしまいかねません。
自分のタイミングで予約を入れられるよう、クリニックの空き時間もしっかりと確認しておきましょう。
また、レーザートーニングに似た施術として「ピコトーニング」と呼ばれるものがあります。
これはどちらも色素沈着や肝斑の治療に特化した施術ですが、レーザートーニングがレーザーの熱でメラニン色素を破壊するのに対し、ピコレーザーは衝撃波を使って破壊するといった違いがあります。
10ナノ秒のパルス幅であるレーザートーニングよりも、ピコ秒とより短いパルス幅を実現したピコトーニングの方が、肌への刺激が少ないといえるでしょう。
そのため、少しでも回数を減らしたい方は、ピコトーニングを取り扱っているクリニックを選ぶことをおすすめします。
まずは自分にどのような施術が合うのか、医師と相談してから検討することも大切です。
関連記事:ピコレーザーでシミ取り放題と単発はどちらがお得?回数や料金、効果について解説
レーザートーニングの注意点やリスク
肌にダメージの少ないレーザートーニングですが、全く影響がないわけではありません。
続いては、施術を受けるにあたっておさえておきたい注意点やリスクを5つご紹介します。
色素沈着
色素沈着を改善するために施術を受けたにもかかわらず、施術後に何だかシミが濃くなったように見える場合があります。
これには2つの原因が考えられますが、1つ目は顔全体がトーンアップしたことで色素沈着の部分が際立ってしまい、実際に変化はなくても濃くなったように感じてしまうケースです。
実際には気が付かない程度のくすみや色むらも、なくなってみるとこれまでとの違いを実感できるのではないでしょうか。
もう1つは肌のターンオーバーを促進することで、メラニン色素を含んだ細胞が表皮の方へと上がり、表面から見たときに濃く見えてしまうといったケースです。
この場合は以前に比べて新しい細胞が増え、より健康的な肌へ近づいた証拠といえるでしょう。
色素脱失
通常の間隔で受けている限りは安全なレーザートーニングですが、適切な間隔を守らずに施術を繰り返したり、高すぎる出力で施術を行ったりすると却って色素が抜けてしまう場合があります。
安全管理がきちんとされているクリニックであればリスクは少ないといえますが、他のクリニックと掛け持ちで施術を受けている場合などは注意が必要です。
少なくとも1週間以上は間隔を空ける必要があるほか、具体的なタイミングは医師の判断を仰ぐことが大切です。
毛嚢炎
顔には無数の毛穴が存在しているため、レーザートーニングの刺激によって毛穴の奥が炎症を起こし、毛嚢炎(もうのうえん)となってしまう場合があります。
医療脱毛などでおなじみの副作用として知られていますが、レーザー治療でも発生する場合があるため、適切な対処を学んでおく必要があります。
毛穴がポツポツと赤く盛り上がったり、痒みや痛みを感じたりする場合は、患部を清潔に保った上で医師へ相談しましょう。
熱感
レーザートーニングは肌へのダメージが少ない施術ですが、レーザーの熱によってメラニン色素を破壊することから、施術後は火照ったような感覚が続く場合があります。
保冷剤をタオルに包んで患部に当てるなどしてクーリングを行うと良いでしょう。熱感が気になるからといって患部に刺激を加えてしまうと、却って症状が長引く可能性があります。
赤みや乾燥
レーザートーニングで熱が加わった肌は、施術後すぐに赤みが現れますが、一般的には1日程度で引いていくことがほとんどです。
熱感があったとき同様、クーリングをすることでより症状が治まりやすくなるでしょう。
また、熱が加わることによって一時的に水分が失われ、肌が乾燥しやすくなる点にも注意が必要です。
乾燥した状態が続くと毛穴の開きやニキビ・シミ・シワなど様々な肌トラブルの原因となるため、刺激の少ない保湿メインのケアを行いましょう。
関連記事:顔のシミ取りレーザーのダウンタイムや治るまでの隠し方をご紹介!
レーザートーニングを受ける際のクリニック選びのポイント
レーザートーニングに対応しているクリニックは多数ありますが、自分に合わないクリニックを選んでしまうと後悔する結果に繋がりかねません。
多数のクリニックから自分に合うところを見つけるために、ポイントとなる3点を抑えておきましょう。
カウンセリングは丁寧か
レーザートーニングは誰がやっても同じだけの効果が得られると思われがちですが、実は医師の技量であったり、患者様と希望をしっかり共有できているかであったりと重要なポイントがいくつもあります。
照射のスピードや集中して行う部位などによって仕上がりが大きく異なってくるため、念入りにカウンセリングを受けられるクリニックを選ぶことが大切です。
一人ひとりにしっかりと時間を確保していたり、医師が直接カウンセリングを行っていたりするところであれば、希望の仕上がりを明確に伝えられるのではないでしょうか。
カウンセリングの丁寧さを知るためには、実際に受けてみることがおすすめです。
無料でカウンセリングが受けられるクリニックも多いため、実際の雰囲気や話しやすさ・医師だけでなく他スタッフの対応なども含めてチェックしてみましょう。
「今日は契約をしない」と言っても、強引に押し売りをすることなく考える時間を与えてくれるクリニックもおすすめです。
アフターケアが充実しているか
ダウンタイムが短いとはいえ、赤みなど気になる症状が出る場合があるレーザートーニング。
初めて受ける方や肌が敏感な方の中には、これらの症状で不安を覚えてしまう方も多いのではないでしょうか。
そんなときに充実したアフターケアを受けられるクリニックならば、施術後も安心して過ごせるでしょう。
実績は十分か
レーザートーニングで正しい効果を得るためには、医師に十分なスキルがなければいけません。
これらは患者様側から判断することが難しいため、公式HPなどに掲載している症例写真を確認し、実績の多さを確認しておきましょう。
症例写真は医師の技量を測るための重要な情報となるため、自分の症状と似ている患者様の写真をしっかりチェックしておくことをおすすめします。
レーザートーニングならザロッポンギクリニックまで
ザロッポンギクリニックでは、レーザートーニングと同じく肌へのダメージが少なく、肝斑治療にも効果的とされるピコトーニングに対応しています。
痛みや副作用が少ないのはもちろん、新たにメラノサイトを刺激せずに済むため、あらゆる色素沈着に対応できるでしょう。
レーザートーニングに比べて施術時間が短いことに加え、回数や頻度が抑えられる点も魅力的といえます。
ザロッポンギクリニックでは、施術のアフターケアにも力を入れており、レーザー治療後の毛嚢炎予防のための外用薬もご案内しております。
また、ザロッポンギクリニックのピコトーニングはエレクトロポレーションの一種である「ケアシス」をプラスできます。
ピコトーニングの価格に追加することなく体験していただけるため、予算を抑えて挑戦したい方にもおすすめです。
さらに同じピコトーニングであっても患者様一人ひとりの状態を細かく見極めながら行うため、全ての患者様に同じ対応を擦る場合に比べ、効率的に変化を実感していただけるでしょう。
さらに、ザロッポンギクリニックでは常に最新の美容医療を提供すべく、数ある機器の中から最新のピコレーザーを導入しています。
これまでの機器の改良点を踏まえて生まれたモデルのため、より高い効果を感じていただけます。
まとめ
レーザートーニングはこれまでのレーザー治療で難しいとされていた肝斑を含め、様々な肌悩みに対応できる施術です。効果だけでなく、副作用の出にくさも大きなメリットといえます。
自分に合う施術方法や医師を見極め、後悔のない美容施術を受けましょう。