ナチュラルバッグ豊胸

シリコンバックを挿入する部位について

• 二層下法（デュアルプレーン法）

  シリコンバッグの上側を大胸筋の下に、シリコンバッグの下側を胸の乳腺下に入れる方法です。
  挿入する層をわけることにより大胸筋下法と乳腺下法のそれぞれのデメリットを軽減し、極めて自然なボリューム感のあるバストに仕上げることが出来るため当院ではこの挿入方法を第一選択としています

• 大胸筋下法

  大胸筋と小胸筋の間にバックを挿入します。もともとお胸が小さい方や、皮膚が薄い方に適しています。
  ※シリコンバッグに対して異物反応が起こり、胸が固くなる（皮膜拘縮）現象が起こりやすくなる可能性が高くなります。

• 乳腺下法

  乳腺と胸筋膜の間にシリコンバッグを挿入します。浅い箇所にシリコンバッグを入れるためもともとお胸のサイズがある方に向いています。他の方法に比べ、より柔らかいお胸に仕上がるのが特徴です。また、術後の痛みが少ないというメリットがあります。
  ※拘縮が起こる可能性は低いですが、豊胸のバックのゆがみが見える状態（リップリング）が起こる可能性が高くなります。

• 筋膜下法

  大胸筋を包む筋膜の下にシリコンバッグを挿入します。筋肉収縮によるバストの変形を起こしにくいのが特徴です。
  筋膜の下にシリコンバッグを挿入するため、術後の痛みが強いといったデメリットもあります。

ナチュラルバッグ豊胸とは患者様のお胸に適したシリコンバッグを挿入し、お胸を大きくする豊胸術です。当院では高品質で安全性の高いモティバエルゴノミックス2という最新式のシリコンバッグを取り扱っております。

Establishment Labs(エスタブリッシュメントラブス)社製
「Motiva Ergonomix2®・JOY®(通称：モティバエルゴノミックス2)の特徴

・FDA（米国食品医薬品局）の認可を受けたアメリカ製のシリコンバッグ

・自然なボリュームアップ、柔らかさを追求し実現

→シリコン充填率100％で、余分な空間がないためバッグによるシワや変形（リップリング）が起きにくく、自然なボリュームアップが可能です。
→従来品と比較し柔らかさが45%UPし、バッグ表面を覆うシェル（外膜）の弾力性も向上しているため、より乳腺に近い自然な柔らかさになっております。

・安全性・耐久性が非常に高い

→シェルが6層もの膜によって構成
また、シェルの１枚は特許を取得している「BluSeal+®（ブルーシール プラス）」というバリア層となっており、より耐久性のある構造となっています。
→従従来の豊胸バッグにおいては、バストを強打するなどのトラブルがあった際、バッグ本体と底部（ジェル充填時にフタの役割をする部分）との接合部が破損する事故が多数発生していました。モティバエルゴノミックス2は新製法の「TrueMonobloc+®（トゥルーモノブロックプラス）」というつなぎ目のない一体構造になっていたり、シェルの伸張性が合格基準の450%に対し、モティバエルゴノミックス2は823%と最大化しているため、強く握ったり押しても変形や破れにくい構成となっております。
→万が一衝撃が加わってもジェルが外に漏れでないよう医療用のコヒーシブシリコンでできています。モティバエルゴノミックス2から新たに高強度のシリコンゲル　　「SuperSilicones®（スーパーシリコン）」が採用され、さらに耐久性が向上しております。

・被膜拘縮等術後リスクの軽減

→モティバシリーズは「SmoothSilk®（スムースシルク）」「SilkSurface®（シルクサーフェス）」と呼ばれる特殊な表面加工が施されております。
これにより、体の反応でシリコンバッグの周囲が固くなる被膜拘縮（ひまくこうしゅく）などの術後リスクが起こりにくくなります。また、名前の通りシルクのようにサラサラとした触り心地の滑らかな表面で挿入時の抵抗を減らし、切開幅も小さく、皮膚のダメージも減らすことができます。