エクソソームは若返りに効果がある?最新の美容再生医療を解説!
投稿日:2023.10.30/更新日:2024.07.29
加齢や誤った方法でのスキンケアの結果、肌のハリが失われたりシワが増えてきたりすることもあります。
これらを改善するにはさまざまな方法がありますが、現在注目されている最新の若返り治療法「エクソソーム」も効果的です。
本記事では、そもそもエクソソームとは何か、治療法の詳細やどういった症状に対応できるのかも含めて解説します。
Contents
エクソソームとは?
エクソソームとは別名「エキソソーム」ともよばれ、細胞から分泌される極めて小さな細胞外小胞の一種です。エクソソームの基本的な役割としては、細胞間の相互作用や情報伝達、新陳代謝の調節などを担っていると考えられています。
サイズは直径50〜150nm(0.00005〜0.00015mm)で、表面は脂質やタンパク質などが含まれた薄い膜で覆われています。
一方、エクソソーム内部にもタンパク質や核酸(DNAやマイクロRNAなど)が含まれており、これらはいずれも細胞内の物質であることから、エクソソームは分泌元の細胞がどのような状況にあるのか特徴を反映しているともいえます。
▶︎THE ROPPONGI CLINICのエクソソーム詳細はこちら
エクソソーム医療とは
エクソソームを利用した再生医療のことをエクソソーム医療とよび、近年さまざま医療機関で採用されはじめています。
具体的には、注射などによってエクソソームを体内に注入することにより、美肌効果や疲労回復といったさまざまな効果が期待されています。
エクソソームに若返りの効果がある理由
エクソソーム医療は身体の若返りを目指す方を中心に注目されはじめています。なぜエクソソーム医療は若返り効果が期待できるのでしょうか。その理由を詳しく解説しましょう。
抗炎症作用
年齢を重ねると身体能力の低下とともに、重い筋肉痛や倦怠感などを覚えやすくなります。これらは筋肉などの細胞組織が破壊されたり、傷ついたりすることで炎症が生じ、痛みなどの症状として現れるケースがほとんどです。
エクソソームを体内に注入することにより、傷ついた組織を修復し正常化する抗炎症作用が期待でき、炎症反応を抑えることで痛みや倦怠感などの症状の緩和につながります。
肌の若返り
エクソソームによってもたらされる効果は、痛みや倦怠感といった症状の緩和だけではありません。若返りに重要な肌のハリやツヤの改善、シミやほうれい線の緩和にも大いに役立ちます。
年齢を重ねると皮膚のターンオーバーが正常に働かなくなり、保水力の低下を招くことがあります。しかし、エクソソームを注入することで抗炎症作用とターンオーバーの正常化を同時に実現し、肌が本来もつバリア機能を高めトラブル防止に役立つのです。
疲労回復・健康維持
年齢を重ねると肉体的な疲労がとれにくくなったり、免疫力が低下したりすることもあります。これらは、傷ついた細胞組織の修復に時間を要することや、細胞組織そのものの活動が低下することで生じると考えられています。
そこで、エクソソームを血管内に注入することにより、体内のさまざまな器官にある細胞組織を活性化し疲労回復や健康維持につなげられます。
疲れにくい体を実現することはもちろんですが、近年では更年期障害や認知症の予防・治療に役立てる研究も進められています。
関連記事:エクソソームの点滴にデメリットはある?副作用や点滴後の注意点を解説
エクソソームと幹細胞培養上清液の違い
エクソソームと似たものに幹細胞培養上清液があります。
幹細胞培養上清液とは、幹細胞を培養する際に生じる培養上清液(滅菌処理を施した上澄み液)です。
幹細胞から放出されるという意味ではエクソソームと同じようなものと混同されがちですが、幹細胞培養上清液にはエクソソーム以外にもサイトカイン(成長因子)やRNA、細胞外マトリックスなどさまざまなものが含まれています。
幹細胞培養上清液は複数の物質が含まれた混合物であるのに対し、エクソソームはあくまでも細胞外小胞子であるという違いがあるのです。
さらに別の言い方をすると、幹細胞培養上清液の一部として含まれているのがエクソソームであるということです。
関連記事:エクソソームの点滴にかかる費用はいくら?理想的な回数についても解説
エクソソームの注入方法
エクソソーム医療では体内にエクソソームを注入すると紹介しましたが、注射をはじめとしてさまざまな方法があります。
どのような注入方法があるのか、代表的なものを紹介するとともに、それぞれの治療目的や向いている人の特徴も解説しましょう。
注射
一口に注射といっても、皮膚の深いところまで針を刺す「パピュール法」と、浅い部分に注射をする「ナパージュ法」の2つがあります。
肌の若返りを目指す場合や薄毛治療のために発毛・育毛を実現したい場合に注射が用いられることが少なくありません。
注射のメリットは局所的な治療に対応できることや、医師が肌の状態に合わせて手打ちでエクソソームを注入する量・深さを調整できることです。一方、治療にあたっては強い痛みを伴うことも多いです。
ダーマペン
ダーマペンとは、極めて細い針を使用し肌の表面に小さな穴を開け、その上からエクソソームを注入していくという方法です。
ペンのような専用の器具を用い、肌の表面を振動させながら滑らせていくことで痛みが少ない治療が可能です。
また、目もとなどの部位にも安心して使用でき、ピンポイントで若返り効果を得られる可能性があります。
▶︎ THE ROPPONGI CLINICのダーマペンの詳細はこちら
水光ショット(U225)
水光ショットとは、「皮内注射用注入器U225」を使用し皮膚の浅い部分にエクソソームを注入する方法です。
皮膚の表面に微細な穴を開けエクソソームを注入することで、肌の自己再生作用を高められます。
ダーマペンと混同されることが多いですが、水光ショットは、1本の針で均一に薬剤を皮内に注入していき、、深さや量も細かく設定できるためターゲットとなる層にダイレクトに注入できる強みがあります。
施術時間はわずか20〜30分程度で、ダウンタイムも短いため翌日からメイクが可能です。
▶︎THE ROPPONGI CLINICの水光ショットの詳細はこちら
ポテンツァ
ポテンツァとは、マイクロニードルとよばれる微細な針を使用し、繊維芽細胞を刺激しながら高周波エネルギーを皮膚に届ける新しい治療法です。
こちらもダーマペンと混同されやすい方法ですが、ポテンツァの場合は高周波エネルギーを肌の深部まで浸透させることができるため、肝斑やニキビ跡、赤ら顔といった多様な皮膚トラブルに対応できる強みがあります。
1回あたりの施術時間は30〜90分程度で、ダウンタイムも短いため施術翌日からメイクや洗顔が可能です。
関連記事:ポテンツァのダウンタイムは何日?経過期間や安全な過ごし方を解説
点滴
シミやシワの改善、発毛・育毛、頭痛や肩こり、不眠といった症状を改善したい場合には点滴によるエクソソームの注入もおすすめです。
点滴の最大のメリットは、一度に多くのエクソソーム製剤を投与できるということです。さらに定期的に点滴をすることで幅広い肌トラブルに効果が期待できるほか、免疫力の向上によって全身の若返りも実感できるようになります。
施術時間は15分から1時間程度で、ダウンタイムはないため日常生活に支障をきたす心配もありません。
超音波
肌の表面に超音波(プラズマ)を照射することで、エクソソームを肌の内部まで浸透させる方法です。
注射や点滴のように痛みを感じることがなく、さらには肌表面への物理的なダメージも最小限に抑えられるため、もともと肌が弱い敏感肌の方にもおすすめです。
エクソソームとポテンツァの相性について
上記で紹介したエクソソームの注入方法は、必ずしもエクソソームに限った方法ではなく、美容液や幹細胞培養上清液などさまざまな製剤の注入に用いられます。
なかでも、最新の施術方法であるポテンツァは、傷や皮膚のダメージを治癒すると同時に、高周波エネルギーによって真皮細胞を内側から活性化する働きがあることから、エクソソームとの相性が良いとされています。
また、超極細の針を使用するため痛みを感じにくく、高周波エネルギーの照射範囲も自在に調整できることから、さまざまな症状に幅広く対応できます。
エクソソーム医療の効果を高めるためには1回の施術ではなく、2週間から1ヶ月程度の間隔で定期的に治療を受けることが有効とされています。ポテンツァは痛みやダウンタイムの少ない治療法であるため、繰り返し治療を受けたとしても身体にかかる負担を低減できるでしょう。
▶︎THE ROPPONGI CLINICのポテンツァの詳細はこちら
ザロッポンギクリニックのエクソソーム導入治療の特徴
エクソソーム医療は若返りを目指す方はもちろん、疲労回復や抵抗力アップといった健康効果を得たい方にも幅広く対応できる治療法として注目されています。しかし、特殊な機器や専用の製剤を必要とすることから、提供できる医療機関は限られています。
ザロッポンギクリニックでは、今回紹介したダーマペンや水光ショット、美容点滴だけでなく最新のポテンツァによる注入にも対応しており、改善したい悩みや症状に合わせて最適な治療法を選択できます。
恵比寿院の長尾沙也加院長はエクソソーム医療を得意としており、部位やお悩みに応じて針の深さを調整するなど安全できめ細やかな治療を行っています。
「痛みに弱く治療に不安がある」、「他院で治療を受けたものの、思うような効果が得られなかった」という方は、ぜひ一度ザロッポンギクリニックへお越しいただきご相談ください。
まとめ
エクソソーム医療は美肌効果や若返り効果、その他さまざまな健康効果を得られる治療法として注目されています。
1回あたりの治療時間も数十分から1時間程度と短く、痛みやダウンタイムも少ないため日常生活に支障をきたす心配もほとんどありません。
ただし、エクソソームの注入にはさまざまな方法があるため、現在抱えている悩みや部位の状態によって最適な方法を選択するノウハウや専門的な知識が不可欠です。
自分にとってどの方法が適しているのかわからない、不安がある場合には、ぜひ一度ザ・ロッポンギクリニックへご相談ください。
THE ROPPONGI CLINIC 恵比寿院代表 長尾 沙也加
●愛知医科大学 卒業
●国家公務員共済組合連合会東京共済病院
●東京医科歯科大学医学部附属病院
●湘南美容クリニック
●ノエル銀座クリニック
●抗加齢学会専門医
●日本医師会認定産業医
●日本化粧品協会認定 コスメコンシェルジュ
●ミセスジャパン 全国大会 優勝
●ミセスジャパン 東京大会 準優勝
●アジアシュープリームペイジェント
●ミセスジャパン世界大会で日本人最多の7つのタイトル受賞
●一般社団法人分子整合栄養医学普及協会 第3期分子栄養学講座終了
●日本美容外科学会
●日本皮膚科学会
●日本抗加齢学会
●日本化粧品学会
●予防医療研究会
●一般社団法人分子整合栄養医学普及協会