ヒアルロン酸注入でダウンタイムは発生する?部位ごとに起こり得る症状とは
投稿日:2024.12.11/更新日:2024.12.11
お顔の気になる点に対し、気軽に変化をもたらすことができるとして人気のヒアルロン酸注入。
ふっくらと自然な仕上がりを求めるには、熟練の医師による施術を受けることが大切です。
今回はそんなヒアルロン酸注入を受ける際に注意しておきたいダウンタイムについて詳しくご紹介します。
Contents
ヒアルロン酸注入でダウンタイムは発生する?
ヒアルロン酸注入は、様々な美容施術の中でも比較的ダウンタイムが短い施術であるといえます。
注入に使う針は極細のものを用いるため、傷跡が残る心配もほとんどないといえるでしょう。
ダウンタイムが短いため、休みがなかなか取れない方や人前に出る仕事をしている方などにも受けやすい施術です。
とはいえ、そんなヒアルロン酸注入も全くダウンタイムが現れないわけではありません。
考えられるダウンタイムの症状としては、赤みや内出血・腫れなどが一般的です。
どれも現れない場合もあれば、複数の症状が一気に現れる場合もあるため、事前にリスクをしっかりと理解しておくことが大切です。
このようなダウンタイムの症状が現れた場合、赤みや腫れなどは施術から2日~3日後にピークを迎えます。
およそ1週間かけて徐々に症状が引いていき、その間はメイクなどでカバーできるでしょう。
関連記事:ヒアルロン酸の効果とリスク|安全に使用するためには?
【部位別】ヒアルロン酸注入のダウンタイムと起こり得る症状
ヒアルロン酸注入で起こりうるダウンタイムの症状は、注入する部位によって違いが見られます。
ダウンタイムが長引きやすい部位もあれば、数日で収束しやすい部位もあるため、自身の受けたい部位について事前に確認しておきましょう。
鼻
鼻のヒアルロン酸注入は、ヒアルロン酸を鼻の根元から鼻筋にかけて注入することで、高さを出したり鼻筋を整えることができる施術です。
この方法により、お顔に立体感が得られ、綺麗なEラインを作ることも可能です。
鼻ヒアルロン酸注入後は、1日程度針穴の赤みが出ることがありますが、ダウンタイムはほとんどなく、すぐに普段の生活ができます。
まれに腫れや内出血が見られますが、通常1週間程度で収まります。
施術後の痛みは個人差があり、鼻が重く感じたり突っ張ることがありますが、最長でも1週間以内には改善します。
目の下、ゴルゴ線
目の下がたるんだりくぼんだりすることでクマができてしまい、実年齢よりも上に見られてしまうと悩んでいる方も多いでしょう。
こういった方へ行うヒアルロン酸は、薄くデリケートな目元に馴染みやすいよう、柔らかな種類を使って行われます。
腫れや赤みといった症状が見られることがありますが、施術から2日~3日を目途に引いていくでしょう。
さらにはデリケートな目元では針が血管に触れてしまう可能性も高く、内出血が起こりやすい部位としても注意が必要です。
涙袋
涙袋にヒアルロン酸を注入する施術は、目元の印象を大きく変え、明るく若々しい顔立ちにします。
この施術は、まぶたの下のくぼみやクマを目立たなくし、健康的な印象を与えます。
施術後は、一時的に涙袋が大きくなることがありますが、通常3日から1週間ほどで落ち着きます。
内出血は必ず起こるわけではありませんが、発生しても1週間ほどで消失します。
唇
唇のヒアルロン酸注入は、唇にヒアルロン酸を注入することで、ふっくらとした魅力的な唇を実現する施術法です。
理想の唇の形に整えたり、唇のシワを軽減する効果が期待できます。
唇は粘膜で、皮膚も非常に薄い部分になりますので、他の箇所にに比べると腫れやすい傾向があります。
しかし、腫れは一時的なものであり、通常は数日以内に徐々に引いていきます。
唇に赤みや腫れがでることがありますが、徐々にひいて自然な唇に戻ります。赤みは1日程度、腫れは2~3日程度で治まります。
首
主に加齢によって起こりやすい首のシワに対してヒアルロン酸を注入することで、凸凹の少ない若々しい肌を目指すことができます。
首は特に注入技術が求められる部位です。
細心の注意を払って、適切な深さと適量を注入し、シワの窪みを持ち上げるために注入方向に工夫を凝らすことで、良い結果が得られます。
肌が柔らかく薄い方は、皮膚内部に注入された物質が表面に出やすく、ぼこつきを感じやすくなることがありますが数日内に落ち着きます。
内出血が見られた場合も、1〜2週間ほどで改善されることが一般的です。
おでこ
おでこのシワに対してヒアルロン酸を注入した場合、症状自体は他の部位と同様に腫れや内出血などが主となります。
特徴的なのは皮下脂肪が少ないために腫れが起こりやすいといった点であり、腫れる範囲が広いと眉間や目の周りにも症状が広がってしまう場合があります。
完全に症状が消えるまでに1週間から2週間程度必要となる場合が多いでしょう。
顎
顎にヒアルロン酸を注入することで、シャープな輪郭やEラインを作ることができます。
ヒアルロン酸注入により、顎を前に出すことで鼻、唇、顎を結ぶラインを理想的に整える効果があります。
注入後は腫れや内出血が見られることがありますが、腫れは通常1日程度で収まり、内出血は約1週間で改善されます。
ヒアルロン酸注入後のダウンタイムの過ごし方
ヒアルロン酸注入後は、過ごし方に気を付けるだけでもダウンタイムの症状を最小限に抑えられます。
帰宅後にどのような生活を送るべきなのか、ポイントとなる4つの内容をご紹介します。
激しい運動・入浴・サウナなどは控える
ヒアルロン酸を注入した当日から数日間は、血行を促進する行動をとらないよう注意する必要があります。
激しい運動や湯船への入浴・サウナなどは身体を温めて血行を良くするため、患部が腫れやすくなってしまうでしょう。
激しい運動やサウナは後日に回し、入浴やぬるめのシャワーで済ませることをおすすめします。
また、これらの行動をとることでせっかく入れたヒアルロン酸が溶けてしまうのではないかと不安に思う方もいますが、実際にはそのようなことはありません。
施術後に血行を促進しないように注意しなければならない理由は、あくまでもダウンタイムを最小限に抑えるためだと覚えておきましょう。
飲酒を控える
血行を促進する行動は運動や入浴だけでなく、飲酒も当てはまります。
少なくとも施術当日は飲酒を避け、腫れや赤みといったダウンタイムの症状を最小限に抑えましょう。
晩酌が日々のルーティンになっている方も、1日から数日間は我慢し、患部を労わってあげることをおすすめします。
注入部位への刺激を避ける
ヒアルロン酸を注入したばかりのタイミングで注入部位へ刺激を与えてしまうと、定着していないヒアルロン酸がズレてバランスが悪くなったり、感染症を引き起こしたりする可能性があります。
そうでなくてもダウンタイムの症状が強く出る原因となりやすいため、患部には不必要に触らないよう注意が必要です。
打撲はもちろんのこと、気になるからといってマッサージや圧迫を行うこともNGです。
ヒアルロン酸注入後のメイク
ヒアルロン酸注入後、注入部位の針穴だけ避けていただければ直後からメイクが可能です。
翌日からは通常通りのメイクをしていただいて問題ありません。
メイクの際は、注入部位に摩擦や刺激を与えないように注意しながら行いましょう。
関連記事:ヒアルロン酸注射の効果を徹底解説!打ち続けるとどうなる?
ヒアルロン酸注入後のダウンタイムを左右する要因
ヒアルロン酸注入で起こるダウンタイムは、誰しもが全く同じ症状が現れるわけではありません。
ダウンタイムを左右する要因として、これからご紹介する4つのポイントをおさえておきましょう。
注入部位
様々な部位に注入できるヒアルロン酸ですが、皮膚が薄くデリケートな目元や・唇、皮下脂肪が少なく骨に近い部位などはダウンタイムの症状が出やすいといえます。
使用するヒアルロン酸の種類
ヒアルロン酸には様々な種類があり、製剤によって持続期間や硬さなどが異なります。
より多くの種類を取り揃え、部位や希望に応じて選択できるクリニックもありますが、限られた中でやりくりをしているクリニックであればダウンタイムの症状が現れやすくなる場合もあるでしょう。
自身にピッタリ合うヒアルロン酸の種類を見つけるのは難しいため、ヒアルロン酸の施術件数が多いクリニックを選んだり、より経験豊富な医師を指名して施術を受けられるところを探したりすることがおすすめです。
個人の肌質や体質
同じヒアルロン酸を同じ場所に同量注入した場合でも、個人の肌質や体質によってダウンタイムの長さや症状の強さが異なります。
ヒアルロン酸注入に使われる製剤は人の身体に含まれるヒアルロン酸と似ているため安全性が高いといえますが、稀にアレルギー反応が起こり、かゆみや腫れを訴える方もいるでしょう。
こうしたトラブルは実際に受けてみなければ分からない場合も多いため、何か気になる点があったときにすぐ相談できるクリニックを選ぶことが大切です。
医師の技術と経験
ヒアルロン酸注入は短時間で終了することから簡単な施術だとイメージする方も多いですが、実は熟練の医師が担当すべき施術の一つといえます。
数ミリのズレが仕上がりを大きく変えてしまうため、これまでの症例や経験が多いクリニックを選びましょう。
公式サイトなどを確認し、自身の受けたい部位の症例が豊富に掲載されているかどうかチェックしておくこともおすすめします。
ヒアルロン酸注入のメリットとデメリット
ダウンタイムの短さ以外にヒアルロン酸注入のメリットとして挙げられるのは以下の5つです。
- 施術を受けてすぐに効果を実感できる
- メスを入れずに完結するため痛みが少ない
- 量を調整することで自然な仕上がりを実現できる
- 豊富な種類の中から肌質や理想の仕上がりに合ったものを選べる
- 元々身体にある物質のため拒否反応が起こりにくい
そして、デメリットとして挙げられるのは以下の4つです。
- やがて吸収されてしまうため半永久的な効果は望めない
- 麻酔を使用しても針を刺す痛みをゼロにはできない
- 赤みや腫れ・むくみ・内出血などのダウンタイムがある
- シワやたるみに対しては他の施術と併用しなければならない可能性がある
どんな悩みに対する美容医療であっても、デメリットが全くない施術はありません。
ヒアルロン酸注入に関してはやがて体内に吸収されてしまう点や、痛みや副作用を完全になくすことはできない点などに注意した上で受けることが大切です。
ヒアルロン注入が向いている人/向いていない人
先程ご紹介したヒアルロン酸注入のメリット・デメリットを元に、どのような方に向いている施術なのかを知っておきましょう。
第一に、ヒアルロン酸注入は施術後すぐに変化を実感できる施術であるため、一刻も早く気になる点を改善したい方に向いています。
ダウンタイムが短いことやメスを使わず痛みが少ないことも相まって、気軽に美容施術へチャレンジしてみたい方にもおすすめです。
今までに美容施術を受けたことがない方や、痛みが不安で戸惑っている方などは、不安な気持ちも併せて医師へ相談してみると良いでしょう。
一方、悩みに対して半永久的な効果を望んでいる方や、過去にアレルギーを起こした経験のある方にはヒアルロン酸注入をおすすめできません。
同じたるみやシワなどの悩みに対し、ヒアルロン酸以外にも様々な美容施術が登場しているため、医師と念入りに相談し自分に合う施術を見つける必要があります。
関連記事:ほうれい線へのヒアルロン酸注入で失敗しないための全知識
ヒアルロン酸注入ならザロッポンギクリニックまで
目の下のクマや涙袋をふっくらとさせたり、シワやたるみの改善を目指したりする際は、ザロッポンギクリニックのヒアルロン酸注入をご検討ください。
ザロッポンギクリニックでは「似合わせヒアルロン酸®」と題し、患者様一人ひとりの状態や希望を細かく伺った上で調整を行います。
数ミリ単位で調整を行い注入されたヒアルロン酸は、不自然な仕上がりになりにくく、美容施術を受けたことが周りに知られにくい点もメリットといえるでしょう。
他にも様々な美容施術を完備しているため、それらと併用することでより理想の仕上がりを目指しやすい点も魅力的です。
ザロッポンギクリニックでヒアルロン酸注入を担当するのは、過去に多くの症例を担当した経験を持つ医師のみです。
経験の少ない医師が見よう見まねで執刀することは決してないため、どんな患者様であってもハイクオリティな仕上がりを実現できるでしょう。
常時13種類のヒアルロン酸からもっとも合う種類・量を判断して行えるのもザロッポンギクリニックの特徴です。
まとめ
ヒアルロン酸は手軽に受けられるといったメリットがありますが、多くの方に少なからずダウンタイムの症状が現れます。
ダウンタイムも個々の体質や注入部位によって異なるため、施術を受けた後に驚いてしまわないように、事前の確認が重要といえるでしょう。
必要に応じて他の施術と併用しながら、理想の仕上がりを目指してみてはいかがでしょうか。