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産後に抜け毛やシミになるのはなぜ?原因や産後治療について解説

投稿日:2023.11.01/更新日:2024.03.23

産後に抜け毛やシミになるのはなぜ?原因や産後治療について解説

出産を終えた女性の身体には、さまざまな変化が現れることがあります。なかでも代表的な症状として挙げられるのが、抜け毛シミの増加です。

症状の程度は人によっても異なりますが、場合によっては産後治療が必要になるケースもあります。

本記事では、産後に抜け毛やシミなどが現れる理由やメカニズム、どのような産後治療の方法があるのかもあわせてご紹介します。

産後の抜け毛の原因

出産を終えた後の女性にはさまざまな体調の変化が現れますが、そのなかでも特に多い症状として抜け毛があります。なぜ抜け毛が生じるのか、考えられる原因をいくつかご紹介します。

ホルモンバランスの変化

妊娠中はエストロゲンとよばれる女性ホルモンが特に多く分泌されますが、出産を終えると同時に減退します。エストロゲンには毛髪の成長を促す働きもあることから、ホルモンバランスが急激に変化することで抜け毛が生じやすいといわれています。

頭皮の悪化

ホルモンバランスが崩れると皮膚が乾燥したり、反対に油分が増えたりすることもあります。頭皮の状態にも変化が現れ、毛髪が抜け落ちていくケースが少なくありません。

また、頭皮環境が悪化しているにもかかわらず、刺激の強いシャンプーや肌質に合わない薬剤を使用していると、抜け毛が増える原因にもなります。

ストレス

もうひとつの大きな要因として、ストレスの増加も考えられます。特に初めての出産の場合、子どもの夜泣きなどに悩まされることが多く、十分な睡眠がとれずストレスを抱えやすい傾向があります。

継続的に大きなストレスがかかることにより、抜け毛につながることも少なくありません。

栄養不足

産後太りという言葉もあるように、出産後に体重が増加し体型の変化に悩む女性も多いです。そのようななかで無理なダイエットをすると、本来必要な栄養素まで不足してしまい、頭皮や毛髪に栄養が行き渡らなくなり抜け毛につながることがあります。

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産後の抜け毛はいつからいつまで?

産後の抜け毛はあくまでも一時的な症状であり、時間の経過とともに正常化していきます。

個人差はあるものの、抜け毛が現れるのは出産から2〜3ヶ月が経過した頃からです。

シャワーを浴びているときやドライヤーで髪を乾かしているとき、ブラッシングをしているときなどに気づきやすく、想像していた以上に髪が抜けることからショックを受ける女性も少なくありません。

抜け毛は産後6ヶ月程度まで続きますが、その後は徐々に新しい髪が生え揃ってきます

産後の抜け毛は多くの女性が経験するものであり、決して特別なものではありません。はじめのうちは精神的なショックも大きいと思いますが、あくまでも一時的な症状であることと、時間の経過とともにもとの状態に戻ることを理解しておきましょう。

産後のシミの原因

抜け毛のほかに、産後に現れやすいもうひとつの症状としてシミがあります。これも主にホルモンバランスの変化が影響しており、特にエストロゲンとプロゲステロンとよばれるホルモンが大きなカギを握っています。

エストロゲン

冒頭でも簡単に紹介しましたが、エストロゲンとは女性ホルモンの一種であり、さまざまな働きをしています。一例として毛髪の成長を促す働きを紹介しましたが、これ以外にも紫外線や外部刺激から肌を守るバリア機能も果たしています。

しかし、産後はエストロゲンの分泌量が急激に低下することから、わずかな刺激でも肌がダメージを受けやすくなります。その結果、紫外線に当たることで色素沈着が起こり、シミとなって現れることが多いのです。

プロゲステロン

プロゲステロンとは黄体ホルモンともよばれ、妊娠準備に欠かせないホルモンです。具体的には、子宮内膜を安定化させたり、乳腺を大きくしたりといった働きをしますが、その反面、メラニン色素を活性化する働きもあります。

プロゲステロンが多く分泌されている妊娠前または妊娠期間中に、紫外線や外部刺激を受けてしまうとメラニン色素が皮膚に沈着し、シミとなって現れやすくなります

関連記事:顔のシミ取りレーザーのダウンタイムや治るまでの隠し方をご紹介!

産後に多いシミの種類

一般的にシミとは、皮膚の一部が地肌より色が濃く見える症状のことを指します。しかし、一口にシミといってもさまざまな種類があり、シミを改善するためにはそれぞれの違いを理解しておくことが大切です。

産後に現れやすいシミには大きく3つの種類があります。

肝斑

ホルモンバランスが崩れることで現れるシミを肝斑とよびます。

特に30〜40代の女性に現れやすく、発現部位としては目もとや頬、顎、鼻の下などが代表的です。

出産後のタイミングで肝斑は濃くなることが多いですが、閉経後は徐々に目立ちにくくなっていきます。

そばかす

そばかすは小さな粒状の色素沈着が点在したシミを指します。

目もとや頬に現れることが多く、外部刺激やストレス、さらには遺伝的な要素によって生じることも多いです。

脂漏性角化症

脂漏性角化症とは別名「老人性イボ」ともよばれるシミです。

30代から40代以降に現れることが多く、一般的なシミとは異なり皮膚の一部が盛り上がる特徴があります。

紫外線などの刺激によって生じることもありますが、ほとんどの場合は皮膚の老化が原因で引き起こされます。

産後の抜け毛とシミ対策

ここまでご紹介してきたように、産後は抜け毛やシミに悩まされる女性が少なくありません。これらの悩みを解消するためには、どのような対策が有効なのでしょうか。

抜け毛

抜け毛の基本的な対策として挙げられるのは以下の4つです。

  • 栄養バランスのとれた食事
  • 質の高い睡眠の確保
  • 頭皮ケア
  • ストレスの解消

特にストレスや睡眠不足は抜け毛を悪化させる大きな要因になります。出産直後は子育てに忙しく、睡眠時間の確保が難しい場合もあるでしょう。

そこで、精神的に限界が到来する前に家族に協力してもらったり、信頼できる人に話を聞いてもらうなどしてストレスを溜め込まないことが大切です。

シミ

産後のシミを防ぐための対策として考えられるのは以下の4点です。

  • 紫外線対策
  • スキンケア
  • 質の高い睡眠の確保
  • ストレスの解消

抜け毛対策と同様に、睡眠時間の確保やストレスの解消は共通する対策といえます。

加えて、シミの場合は肌への物理的なダメージが直接的な原因になりやすいため、徹底的な紫外線対策と同時に正しいスキンケアも心がけたいものです。

産後の抜け毛やシミに効果のある産後治療は?

軽度な抜け毛やシミであれば、上記で紹介した対策を心がけることで改善できる可能性は高いでしょう。しかし、抜け毛やシミが広範囲にわたっている場合には、適切な治療を行わなければなりません。

抜け毛の治療

産後の抜け毛が悪化すると、FAGA(女性形脱毛症)円形脱毛症などを発症する可能性があります。

これらの治療法は食生活の改善やストレスへの対処、頭皮ケアなどが基本となりますが、これとあわせてバリシチニブなどの治療薬が処方されることもあります。

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シミの治療

シミの治療にあたっては、レーザートレーニングとよばれる専用の機械で患部にレーザーを照射し、沈着したメラニン色素を取り除く方法があります。

従来のレーザー治療ではメラニン色素を活性化させ悪化させるリスクがありましたが、特殊なレーザー照射によって肝斑を含む産後のシミが改善できるようになりました。

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ザロッポンギクリニックの産後治療について

抜け毛やシミといった産後治療にはさまざまな方法があり、場合によっては重篤な副作用が生じるリスクもあります。

そのため、産後治療にあたっては経験やノウハウが豊富な専門のクリニックを選ぶことが大切です。

ザロッポンギクリニックには抜け毛やシミといった産後治療を得意とする専門医が在籍しており、丁寧なカウンセリングと患者様に寄り添った治療・施術を提供しています。

抜け毛治療

ザロッポンギクリニックではFAGAを改善するために、ミノキシジル外用薬や内服薬、各種注射療法、植毛術など多様な治療法に対応しています。

また、発毛を促進する物質である「エクソソーム」を注入し、短期間で抜け毛を改善する発毛再生にも取り組んでいます。

患者様の頭皮の状態によっても適切な治療法は異なるため、まずはスコープで診察を行った後、抜け毛の根本原因を調査します。これにより、一時的な治療ではなく再発も防止し長期的に効果が持続できるようになります。

ザロッポンギクリニックのFAGA治療にかかる費用は、エクソソームの注入で1回あたり77,000円内服薬(パントガール90錠)で16,500円です。

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FAGA|薄毛治療|症例写真

♦FAGA+円形脱毛症

  • ザロク育毛注射・エクソソーム(U225)各4回コース
  • リスク:膨隆、注射痕、赤み、腫れ、乾燥、痒み、発赤、かぶれ、痛み、つっぱり感、熱感、浮腫など
  • ザロク育毛注射(U225 )4回コース/138,600
    エクソソーム(U-225) 4回コース/277,200

シミ治療

シミ治療にはピコスポットとよばれるシミ取り専用のレーザー治療を提供しています。麻酔クリームやクーリングも併用することで、痛みや副反応を最小限に抑えられ、ダウンタイムもほとんどありません。

そのため、日常生活に大きな支障をきたす心配もなく、育児と仕事を両立したいという方でも安心して治療を受けられるでしょう。

1回あたりの施術時間はわずか5〜10分と短く、気軽に通院できるのも大きな魅力です。

ザロッポンギクリニックのシミ治療にかかる費用は、ピコスポットの照射1回目(1箇所5mm以下)で11,000円から、同じ部位であれば2回目以降は5,500円からとなっています。

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まとめ

子どもを出産後は女性の身体にさまざまな変化が現れ、大きなストレスにつながることもあります。人によっても症状の程度は異なりますが、場合によっては抜け毛やシミの産後治療が必要となることもあるでしょう。

ストレスが原因で育児に悪影響を及ぼしたり、さらに症状を悪化させたりしないためにも、できるだけ早めに治療をスタートさせたいものです。

産後治療に対応するクリニックが見つからない、あるいは信頼できるクリニックをどう選べば良いか分からない場合には、ぜひ一度ザロッポンギクリニックへご相談ください。

産後治療の実績豊富な専門医が丁寧なヒアリングを行い、最適な治療法をご提案させていただきます。

この記事の監修医師

THE ROPPONGI CLINIC  恵比寿院代表 長尾 沙也加

■詳しいプロフィールはこちらを参照してください。

経歴

●愛知医科大学 卒業
●国家公務員共済組合連合会東京共済病院
●東京医科歯科大学医学部附属病院
●湘南美容クリニック
●ノエル銀座クリニック

資格

●抗加齢学会専門医
●日本医師会認定産業医
●日本化粧品協会認定 コスメコンシェルジュ
●ミセスジャパン 全国大会 優勝
●ミセスジャパン 東京大会 準優勝
●アジアシュープリームペイジェント
●ミセスジャパン世界大会で日本人最多の7つのタイトル受賞
●一般社団法人分子整合栄養医学普及協会 第3期分子栄養学講座終了

所属

●日本美容外科学会
●日本皮膚科学会
●日本抗加齢学会
●日本化粧品学会
●予防医療研究会
●一般社団法人分子整合栄養医学普及協会