女性の薄毛治療でおすすめの方法は?費用や部位別の原因も解説
投稿日:2023.12.05/更新日:2024.02.19
薄毛と聞くと男性に多いイメージがありますが、実は女性のなかにも悩みを抱える方は少なくありません。
また、女性は男性に比べて髪が長い傾向があり、薄毛に気づかないまま症状が進行していくケースもあるのです。
そこで本記事では、女性の薄毛はなぜ起こるのか、主な原因や治療法の一例、気になる費用などもあわせてご紹介します。
Contents
代表的な女性の薄毛
一口に女性の薄毛といってもさまざまな種類があり、症状も異なります。代表的な女性の薄毛の種類をいくつかご紹介しましょう。
びまん性脱毛症
びまん性脱毛症とは、毛髪が均一的に薄くなっていく脱毛症です。
薄毛と聞くと、額や頭頂部から徐々に毛髪が抜けていく症状をイメージする方が多いですが、びまん性脱毛症の場合は頭部全体が同時に薄くなっていくという違いがあります。
FAGA(女性男性型脱毛症)
びまん性脱毛症=FAGAと捉えられていることが多いようですが、厳密には、びまん性脱毛症の中でも、女性ホルモンの減少により発症している症状を指します。
このため、一般的には閉経に向かう更年期の年代に発症が多かったのですが、最近は、過度なダイエットなど不規則な食生活や睡眠不足などで、若年層にも増加傾向が見られています。
▶︎ザロッポンギクリニックの女性の薄毛治療 FAGAの詳細はこちら
分娩後脱毛症
分娩後脱毛症とは、その名の通り出産を終えた女性に見られる脱毛症で、産後脱毛ともよばれます。
産後には、女性ホルモンのバランスが乱れるためさまざまな症状が現れることがありますが、なかでも脱毛に悩む女性は少なくありません。ただし、分娩後脱毛症は一時的なものであり、しばらくすると再び毛髪が生え揃ってくることが多いです。
円形脱毛症
円形脱毛症とは、一部分の毛髪が局所的に抜ける症状です。
脱毛箇所が円形または楕円形になることが多く、ショートカットの方や髪のボリュームが少ない方は目立ちやすくなります。
また、初期段階では1か所の脱毛であったものが、2か所、3か所と拡大していくケースや、全身の体毛が抜け落ちてしまうこともあります。
牽引(けんいん)性脱毛症
牽引性脱毛症とは、髪の毛を引っ張るなど強い力が加わることで生じる脱毛症です。
特に髪の長い女性の場合、ゴムで束ねたりヘアクリップで留めたりと、髪に一定の力がかかり続けることが多くあります。
特に、生え際や分け目などは物理的なダメージがかかりやすいことから、牽引性脱毛症が現れやすい傾向が見られます。
ただし、牽引性脱毛症も一時的なものであり、無理な力を加えることなく適切なケアを行えばもとの状態に回復していきます。
女性が薄毛になる原因
女性の薄毛にはさまざまな種類・症状があることが分かりましたが、これらの原因は何なのでしょうか。
ストレス
びまん性脱毛症や円形脱毛症などは、ストレスが原因となって発症することが多くあります。
慢性的なストレスがかかり続けると、体内の自律神経が乱れやすくなり、血行が悪化していきます。丈夫で健康な毛髪を維持するためには頭皮へ栄養を届けなければなりませんが、血行不良を引き起こすと頭皮が栄養不足となり、抜け毛の原因になるのです。
女性ホルモンの減少
分娩後脱毛症は、出産を経て女性ホルモンが減少することによって発症しやすくなります。また、びまん性脱毛症もホルモンバランスの崩れが原因となるケースが少なくありません。
女性ホルモンはツヤのある健康な毛髪を維持したり、毛髪そのものの成長を促す働きもありますが、出産や生活習慣の乱れなどによって女性ホルモンが減少すると抜け毛が生じやすくなります。
誤ったヘアケア・頭皮への負担が大きいヘアスタイル
シャンプーや頭皮のマッサージはヘアケアの基本ですが、強い力でゴシゴシと洗ったり、洗浄力の強すぎるシャンプーで過度に洗いすぎたりすると、頭皮が傷つき抜け毛の原因となります。
また、強い力で引っ張るようなヘアスタイルを続けていると、牽引性脱毛症の原因になることもあります。
休止期脱毛
休止期脱毛とは、毛髪全体が休止期に入ることで生じる一時的な脱毛のことです。
私たちの体毛は「成長期・退行期・休止期」という3つのサイクルを経て定期的に生え変わっています。本来であれば全体の10〜20%程度が交互に異なるサイクルを繰り返しているのですが、何らかの原因によってすべての毛髪が休止期に入ってしまうのが休止期脱毛です。
上記で紹介したストレスや女性ホルモンの減少、ホルモンバランスの変化以外にも、貧血や大量の出血、無理なダイエットによる栄養不足などが考えられます。
関連記事:産後に抜け毛やシミになるのはなぜ?原因や産後治療について解説
女性の薄毛と男性の薄毛の違い
薄毛と聞くと男性に多いイメージがありますが、女性の薄毛と男性の薄毛とはどのような違いがあるのでしょうか。
まず、男性の薄毛は一般的に前頭部や頭頂部から毛髪が細くなり、徐々に退行していきます。早い人では思春期頃から徐々に進行していき、20〜40代頃には毛髪が生えてこなくなります。
これに対し女性の薄毛は、びまん性脱毛症のように頭皮全体の毛量が徐々に減っていったり、円形脱毛症や分娩後脱毛症のように一時的な症状として現れることが多い傾向が見られます。
また、発症する年齢としては出産後や更年期が多いですが、円形脱毛症や牽引性脱毛症は10代や20代の若年層でも発症することがあります。
女性の薄毛治療はどんな方法がある?
ヘアスタイルは人の印象を大きく左右することから、女性にとって薄毛は深刻な悩みでもあります。これを解消するにはどういった治療法があるのでしょうか。
内服薬による治療
薄毛の改善には、発毛を促進するミノキシジルとよばれる成分が効果的とされています。
ミノキシジルが配合された内服薬には「ロニテン」や「ミノキシジルタブレット」、「パントガール」などがあり、これらを服用することで発毛が促進され、徐々に症状が改善していきます。
内服薬の種類によっても費用は異なりますが、1ヶ月あたり1万円前後が相場となっています。
外用薬による治療
内服薬以外にも、ミノキシジルが配合された外用薬が治療に用いられることがあります。
なかでもローションタイプの外用薬は頭皮に塗りやすいことから、多くのクリニックで処方されています。それ以外にも、手を汚すことなくピンポイントで塗りやすいフォームタイプや、液垂れの心配がなく定着しやすい塗り薬タイプの外用薬もあります。
こちらも処方する薬剤によって費用が異なりますが、1ヶ月分でおよそ5,000〜1万円程度が相場となっています。
注射による治療
より高い治療効果が期待できる方法として、頭皮への注射があります。
毛根に近い部分へ直接有効成分を注射することで、内服薬や外用薬よりも優れた効果が期待できます。ただし、注射は医療機関でなければ施術が難しいほか、症状や体質なども見極めたうえで判断しなければなりません。
おすすめの薄毛治療はどれ?
一口に薄毛治療といっても、現在の状態や症状の進行度合い、その人の体質などに応じて慎重に判断する必要があります。
一般的には、初期段階の薄毛治療には内服薬が処方されることが多く、効果が得られなければ外用薬、注射も検討されることがあります。
女性の薄毛は早期治療が大切な理由
女性の薄毛は一時的な症状である場合や、男性型の薄毛と同様に徐々に進行していくため、治療が必要なケースもあります。はじめは入浴やブラッシングのときなどに抜け毛が気になる程度であったものが、円形脱毛症のように一気に抜け落ちるケースもあります。
しかし、このような自覚症状があっても、自分がどのタイプの脱毛症なのか判断することは難しいものです。
少しでも違和感や抜け毛が気になったら、できるだけ早めに医療機関を受診し検査を受け、治療をスタートさせることが大切です。
特に女性の場合、脱毛が進行していくと外見に大きな影響を与えることで、精神的なショックも大きく立ち直るのに時間がかかる場合も多いため、早い段階で治療に取り組む必要があります。
日常でできる女性の薄毛対策
脱毛症を防ぐためにはどういった対策が有効なのでしょうか。日常生活で実践できる対策をいくつかご紹介します。
食べ物
ホルモンバランスの乱れを防ぐためには、バランスのとれた食生活が重要です。糖質や脂肪が多い食事はホルモンバランスの乱れを引き起こすと同時に、頭皮の乾燥や肌荒れの原因にもなり薄毛を悪化させます。
健康な毛髪を維持するためにも、タンパク質が豊富な食材を選び積極的に摂取しましょう。
生活習慣
十分な睡眠時間を確保し、喫煙やアルコールの過剰な摂取なども控え、生活習慣の乱れを改善しましょう。また、ウォーキングや筋力トレーニングなど適度な運動を心がけることでストレスが解消され、薄毛予防にもつながっていきます。
洗髪
頭皮を清潔に保つことも薄毛対策の基本といえます。
シャンプーで頭皮の毛穴に詰まった皮脂や汚れを取り除き、仕上げにコンディショナーを使って髪に潤いを与えます。
ただし、強い力でこすったり、洗浄力の高すぎるシャンプーで洗いすぎたりすると頭皮に必要な油分まで失われてしまいます。たっぷりの泡で優しく洗い、頭皮にダメージを与えないように心がけましょう。
頭皮マッサージ
シャンプーのついでに頭皮のマッサージをすることも薄毛対策に有効です。
額の生え際とこめかみの部位から後頭部にかけ、指の腹を使って流すようにマッサージをした後、後ろの首筋から後頭部にかけて円を描くように揉み込みます。
頭皮ケア
洗髪後は濡れたまま放置するのではなく、ドライヤーで十分乾かしておきましょう。
また、シャンプーでは頭皮に本来必要な油分まで取り除いてしまうことも多いため、保湿成分が配合されたシャンプーを使うことで薄毛の予防にもなります。
ザロッポンギクリニックの女性の薄毛治療 FAGA
薄毛に悩んでいるものの、どのクリニックを受診すれば良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
一般的に、薄毛は皮膚科で治療することができますが、美容クリニックのなかにも薄毛治療に対応しているところは多いです。
ザロッポンギクリニックもその中のひとつで、女性の薄毛(FAGA)治療を提供しています。
ミノキシジルが配合された内服薬や外用薬はもちろんのこと、直接頭皮に注入する薬剤として人気の「HARG」や、羊水由来脂肪細胞培養上清液から抽出した細胞外基質の混合剤である「エクソソーム」。
それから、ペプチドなど複数の有効成分を配合した「ヘアフィラー」、さらには当院オリジナルの「ザロク育毛注射」といった各種注射療法もご用意しています。
気になる費用は、注射療法として、HARGであれば1回あたり7万7,000円から、ザロク育毛注射は4回コースで13万8,600円、エクソソーム注射は4回コースで27万7,200円となっています。
▶︎ザロッポンギクリニックの女性の薄毛治療 FAGAの詳細はこちら
♦FAGA+円形脱毛症
- ザロク育毛注射・エクソソーム(U225)各4回コース
- リスク:膨隆、注射痕、赤み、腫れ、乾燥、痒み、発赤、かぶれ、痛み、つっぱり感、熱感、浮腫など
- ザロク育毛注射(U225 )4回コース/138,600円
エクソソーム(U-225) 4回コース/277,200円
まとめ
女性の薄毛は誰にも相談できず一人で悩みを抱えるケースが少なくありません。
しかし、治療が遅れるとその分回復まで時間を要するため、余計に見た目が気になり、精神的ストレスも高めてしまい、今以上に急激に脱毛が進行していく可能性もあるでしょう。
薄毛治療に対応した信頼性の高い美容クリニックを受診し、できるだけ早めに治療をスタートすることが大切です。