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鼻の形や大きさ、顔に対するバランスなどにコンプレックスを抱く方も多いですが、これらを解消するひとつの方法に鼻整形があります。

しかし、整形手術と聞くとどの程度の費用がかかるのか不安に感じるものです。そこで本記事では、鼻整形の種類と基本的な内容、それぞれの費用もあわせてご紹介します。

鼻整形の値段は施術・クリニックで大きく異なる

一口に鼻整形といってもさまざまな施術方法があり、美容クリニックによっても対応している施術や手術は異なります。

たとえば、わずか十数分で完了する注射は数万円程度で受けられることが多い一方で、数時間にもおよぶ大手術では数十万円～数百万単位の費用がかかることもあります。

また、同じ施術や手術であってもクリニックによって価格設定は異なり、大まかな相場はあるものの数万円以上の差が見られることも珍しくありません。

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鼻整形の施術ごとの値段

鼻整形には具体的にどのような施術があるのか、代表的な施術メニューとザロッポンギクリニックでの費用を紹介しましょう。

全鼻整形

全鼻整形とは、複数の施術を組み合わせながら理想的な鼻を実現する美容整形術です。

鼻の状態を詳しく検査し、施術後の姿をシミュレーションすることでバランスのとれたきれいな仕上がりを実現します。

どのような施術を行うかによっても全鼻整形の費用は大きく異なるため、個別にカウンセリングのうえ見積もりをとってもらう必要があります。

• 全鼻整形の費用：個別見積もり

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鼻先の形を整える

団子鼻のように低く丸みを帯びた鼻を改善するためには、鼻先の形を整える美容整形が有効です。

鼻尖形成術

鼻先が丸みを帯びている、あるいは潰れたような形状でコンプレックスを抱いている場合には、鼻先の形を整える鼻尖形成術という手術が行われます。

鼻腔内にメスを入れることで傷跡が目立ちにくく、きれいで自然な仕上がりが期待できます。

• 鼻尖形成術の費用：44万円

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耳介軟骨・鼻中隔軟骨移植

耳介軟骨とは耳を形成する軟骨の一部であり、これを鼻中隔に移植することで鼻を高くすると同時に理想的な鼻先を形成できます。

患者様自身から採取した組織を移植するため副作用のリスクも少なく、比較的安全性も高いメリットがあります。

• 耳介軟骨・鼻中隔軟骨移植の費用：33万円

耳介軟骨・鼻中隔軟骨による鼻中隔延長術・鼻尖形成術

鼻先が上に向いて鼻腔が目立つ方におすすめなのが鼻中隔延長術および鼻尖形成術です。

こちらも耳介軟骨を鼻中隔に移植し鼻の先端部分を下方向に伸ばすことで、鼻腔が目立たなくなりスマートな印象の鼻に仕上げられます。

• 耳介軟骨・鼻中隔軟骨による鼻中隔延長術・鼻尖形成術の費用：110万円

鼻中隔延長術・鼻尖形術術＋新鮮凍結保存肋軟骨移植

鼻中隔延長術や鼻尖形成術において、採取する軟骨の強度や長さが足りない場合には、第三者から提供された新鮮凍結保存肋軟骨を移植する方法もあります。

患者様自身から組織を採取する必要がないため負担も少なくて済みます。

• 鼻中隔延長術・鼻尖形術術＋新鮮凍結保存肋軟骨移植の費用：132万円

肋軟骨・耳介軟骨（鼻中隔軟骨）による鼻中隔延長術・鼻尖形成術

患者様自身から肋軟骨や耳介軟骨を採取し、鼻中隔延長術や鼻尖形成術として移植する方法もあります。

• 鼻中隔延長術・鼻尖形術術＋新鮮凍結保存肋軟骨移植の費用：132万円

鼻筋を通す・整える

鼻が低くのっぺりとした印象を変えるためには、鼻筋を通し美しく整える美容整形が有効です。

シリコンプロテーゼ

シリコンプロテーゼとは、シリコンでできた人口軟骨（プロテーゼ）を鼻筋に挿入する施術です。

鼻整形のなかでも定番の施術法で、費用も比較的安価であるというメリットがあります。

• シリコンプロテーゼの費用：33万円

ゴアテックス

シリコンと並んで用いられることの多い素材がゴアテックスです。

シリコンよりも柔らかい特性があり、眉間から鼻筋にかけて広範囲に高くしたい場合にゴアテックスを挿入することで、自然な仕上がりが期待できます。

• ゴアテックスの費用：44万円

オーダーメイドシリコンプロテーゼ

鼻の長さや大きさ、骨格の形状によっては一般的なプロテーゼがフィットせず不自然な仕上がりになることがあります。

このような場合、患者様の鼻の形状に合わせてオーダーメイドシリコンプロテーゼを用いることで問題を解消できます。

• オーダーメイドシリコンプロテーゼの費用：77万円

関連記事：鼻のプロテーゼはバレる？老後に後悔しないためのポイント

自家組織を活用した隆鼻術

立体感のある顔にするためには、鼻を高くする隆鼻術という美容整形がおすすめです。隆鼻術にはさまざまな方法がありますが、自家組織を移植することで副作用のリスクを最小限に抑えられます。

真皮移植

真皮とは皮膚の内側にある肌の組織のことで、これを鼻に移植することでボリュームや立体感を出します。

特に皮膚が薄い部分に移植することで自然な仕上がりが期待できます。

• 真皮移植による隆鼻術の費用：33万円

ヒト真皮無細胞マトリックスプロテーゼ

ヒト真皮無細胞マトリックスプロテーゼとは、真皮から細胞を除去し馴染みやすく加工したものであり、これを成形し鼻の一部に挿入する方法です。

• ヒト真皮無細胞マトリックスプロテーゼによる隆鼻術の費用：44万円

耳介軟骨の細片軟骨グルーグラフト移植

耳介軟骨の細片軟骨グルーグラフトとは、耳介軟骨を細かく粉砕した後に成形したものであり、自家組織を用いたプロテーゼともいえます。

組織接着剤を使用することで安全性を高めているほか、施術時間も短縮されるメリットがあります。

• 耳介軟骨の細片軟骨グルーグラフト移植による隆鼻術の費用
  • 片側：44万円
  • 両側：88万円

肋軟骨移植

患者様自身の肋軟骨を採取し鼻に移植するのが肋軟骨移植による隆鼻術です。耳介軟骨の強度や長さが足りない場合などに用いられることが多くあります。

• 肋軟骨移植による隆鼻術の費用：88万円

新鮮凍結肋軟骨

ヒトから採取した肋軟骨を新鮮凍結し、最適な形や大きさに加工したものを移植する隆鼻術もあります。

患者様自身から肋軟骨を採取する必要がなく、負担が少なくて済みます。

• 新鮮凍結肋軟骨による隆鼻術の費用：88万円

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小鼻の鼻や形を整える

左右に膨らんだ小鼻の大きさや形を整えるためには、小鼻縮小術や鼻翼挙上術などさまざまな施術法があります。

小鼻縮小術

小鼻縮小術は鼻翼縮小術ともよばれ、鼻腔の内側または外側をわずかに切開し小鼻のバランスを整える施術方法です。

メスを入れる範囲や長さによって小鼻の幅や左右の距離を調整でき、傷跡もほとんど目立ちません。

• 小鼻縮小術の費用：33〜66万円

小鼻縮小術(鼻翼縮小術) 内外側法

小鼻縮小術の内外側法とは、鼻腔の内側と外側にそれぞれメスを入れ一部を切り取る手術法です。小鼻はもちろんのこと、鼻の穴が目立つ場合にも有効な方法といえます。

• 小鼻縮小術内外側法の費用：44万円

小鼻縮小術（鼻翼縮小術）外側法

小鼻縮小術の外側法は、小鼻の付け根部分にメスを入れ皮膚の一部を切り取る手術法です。小鼻の丸みが気になる場合や、左右への張り出しが気になる場合におすすめの方法です。

• 小鼻縮小術内外側法の費用：33万円

小鼻縮小術（鼻翼縮小術）フラップ法

小鼻縮小術のフラップ法とは、左右の鼻腔をつなぐトンネルに筋膜等の組織を移植する方法です。小鼻の左右の幅を狭くすることができ、後戻りも少ないというメリットがあります。

• 小鼻縮小術フラップ法の費用：49万5,000円

鼻翼拳上術

鼻翼挙上術は小鼻を上部に持ち上げる施術法です。小鼻が下に垂れ下がりバランスが悪く見える方におすすめです。

• 鼻翼拳上術の費用：44万円

鼻孔縁下降術

鼻孔縁下降術は耳などから採取した軟骨組織を小鼻に移植し、鼻の穴を目立たなくする整形術です。

鼻の穴が強調され豚鼻に悩む方におすすめであり、正面から見たときの鼻腔の形を美しく整えることができます。

• 鼻孔縁下降術の費用：44万円

鼻孔縁下降術（複合組織移植）

鼻翼が内側に巻き込まれ、重症度が高い場合には複合組織移植による鼻孔縁下降術が行われることもあります。

皮膚や軟骨など複数の自家組織を移植するため、移植した部位の色調が異なり不自然に見えるリスクもあります。

• 複合組織移植による鼻孔縁下降術の費用：66万円

鼻孔縁拳上術

鼻孔縁拳上術は、小鼻が下に垂れ下がっている場合に用いられる施術方法です。鼻翼部分の皮膚をわずかに切除することでスッキリとした印象に改善できます。

• 鼻孔縁拳上術の費用：44万円

鼻柱拳上術

鼻柱拳上術は左右の小鼻を隔てる鼻柱が垂れ下がっている場合に用いられる施術方法です。

垂れ下がった鼻を上向きに改善することで正面から見たときにバランスがとれるほか、鼻先も高く見えます。

• 鼻柱拳上術の費用：33万円

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太さや曲がり、ラインを整える・鼻の構造の歪みを整える

鼻全体が太く目立つ、曲がって見える場合には、鼻のラインを整えたり構造の歪みを直す手術がおすすめです。

鼻骨骨切り幅寄せ術

鼻骨骨切り幅寄せ術は、鼻を形成する骨の一部を切除し鼻全体を細くするための手術です。

超音波振動によって骨を切除する特殊なメスを用いて切除した後は、バランスも考慮しながら骨の位置を調整し固定します。

• 鼻骨骨切り幅寄せ術の費用：66万円

ハンプ切除術

ハンプとは鼻筋の中央部分に見られる出っ張りのことを指します。ハンプが目立つとゴツゴツとした印象の鼻に見えることから、目立つ部分を切除することですっきりとした鼻筋になります。

• ハンプ切除術の費用：55万円

関連記事：鷲鼻とはどんな鼻？美人が多い？メリットはある？

斜鼻修正術・鼻中隔湾曲矯正

鼻のラインが曲がって見える、または歪な構造になっている場合には、斜鼻修正術や鼻中隔湾曲矯正によって修正できます。

斜鼻修正術は鼻軟骨や骨の一部を切除した後に軟骨を移植することで鼻のラインを整えます。

また、鼻中隔湾曲矯正は鼻柱の軟骨を切離した後に再固定し、曲がりや湾曲を矯正します。

• 斜鼻修正術・鼻中隔湾曲矯正の費用：66万円

鼻のプチ整形・注射にかかる値段

メスを入れることなく手軽に受けられる美容整形術もあり、安価な費用やダウンタイムの少なさから高い人気を誇ります。特にポピュラーなのがボトックス注射や脂肪溶解注射、ヒアルロン酸注射です。

ボトックス注射

ボトックス注射は筋肉への情報伝達をブロックすることで、小鼻の縮小などの効果が得られます。ボトックス注射にかかる費用は以下の通りです。

小鼻縮小

小鼻縮小を目的としたボトックス注射は、アラガン社製の薬剤とボツラックスから選択でき、それぞれ費用は異なります。

• アラガン社製ボトックス：2万2,000円
• ボツラックス：1万3,200円

その他鼻周り

その他の鼻の部位へのボトックス注射も以下のように費用が異なります。

アラガン社製ボトックス

• バニーライン：2万2,000円
• 鼻の穴：2万2,000円
• 鼻根：2万2,000円
• 人中：2万2,000円

ボツラックス

• バニーライン：1万3,200円
• 鼻の穴：1万3,200円
• 鼻根：1万3,200円
• 人中：1万3,200円

脂肪溶解注射

脂肪溶解注射は、皮下脂肪に特殊な薬剤を注射することにより、脂肪組織を溶解しボリュームダウンを図る施術法です。

一度溶解した脂肪組織は再生しないため、永続的な効果が得られます。

小鼻縮小注射

脂肪溶解注射によって小鼻を小さくする場合の費用は以下の通りです。

• 1回：2万7,500円

関連記事：脂肪溶解注射の効果とは？適用部位やリスクも解説

関連記事：脂肪溶解注射は小鼻縮小に効果がある？失敗しないためのポイントも

ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸注射は、肌のハリや潤いを保つヒアルロン酸を体外から注入し、アンチエイジング効果を得るための施術法です。

鼻に注射することできれいな鼻筋を手に入れられますが、効果は永続的ではなく定期的な注射が必要です。

ザロッポンギクリニックでは以下の3種類のヒアルロン酸注射が可能です。

クレヴィエル（コントア）

• 1本：13万2,000円

クレヴィエル（プライム）

• 1本：13万2,000円

ジュビダーム®ビスタボラックスXC

• 1本：13万2,000円

関連記事：鼻のヒアルロン酸は半永久的に持つ？メリット・デメリットを紹介

鼻整形の値段が安すぎる場合は要注意！

鼻に限らず、美容整形は基本的に健康保険が適用されないため全額自己負担の自由診療となります。

比較的安価なボトックス注射や脂肪溶解注射でも数万円単位の費用がかかるため、できるだけ費用を安く抑えたいと考える方も多いでしょう。

特に鼻は顔のなかでも目立つ部分であり、整形手術ともなれば高度な技術が求められるため費用も高額になることがほとんどです。

美容クリニックによっても費用はまちまちですが、あまりにも安すぎる場合には何らかのリスクがあると考えたほうが良いでしょう。

たとえば、品質が低い製剤を使用していたり、そもそも美容整形手術の経験が乏しい医師が在籍していたりするケースも少なくありません。

安さにつられて安易に美容クリニックを選んでしまうと、施術後に深刻な後遺症に悩まされるなどさまざまなトラブルに巻き込まれる可能性があります。

鼻整形後にできなくなることはある？

鼻整形の手術にはさまざまなリスクがありますが、特に押さえておきたいのが日常生活における制約です。

永久にできなくなること

整形手術を行った後の鼻は、人口軟骨や組織の移植などによってデリケートな状態にあります。

手術から時間が経ちダウンタイムが過ぎたとしても、たとえば格闘技やコンタクトスポーツなどによって鼻に強い圧力や衝撃が加わると、鼻の形が変わってしまうことがあります。

ダウンタイム中にできなくなること

鼻整形の手術後は一定期間のダウンタイムがあり、この間は以下の行為は厳禁です。

• 長時間のシャワー・入浴
• 激しい運動
• 飲酒
• 喫煙
• うつぶせ寝
• 鼻をかむ
• 鼻の化粧
• 眼鏡の着用

術後はわずかな刺激であっても鼻の形が変わったり、炎症を悪化させる原因にもなることから細心の注意を払って日常生活を送る必要があります。

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