ほうれい線へのヒアルロン酸注入で失敗しないための全知識
投稿日:2024.03.04/更新日:2024.11.20
口もとと頬のラインに沿って現れるほうれい線は、シワが深いほど目立ちやすく老けた印象を与えてしまいます。
年齢とともにほうれい線が目立ってきたため、シワを改善したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ほうれい線の代表的な施術法であるヒアルロン酸注射で、失敗しないために覚えておきたい基礎知識を解説します。
Contents
ほうれい線が深くなる主な原因
ほうれい線が深く目立つようになるのは、何が原因として考えられるのでしょうか。
加齢
私たちの皮膚の内部には、コラーゲンやエラスチンなどのタンパク質が存在しており、肌のハリを保つ役割を果たしています。
しかし、年齢を重ねるとこれらが徐々に減少し、肌の弾力も低下していきます。
その結果ほうれい線が深くなることがあります。これは一般的な老化現象のひとつであり、多くの人が経験するものです。
また、老化によって鼻翼基部や頬骨の付近が痩せると、頬の肉を十分に支えにくく、結果としてほうれい線が目立つ場合があります。
乾燥
乾燥した環境や、紫外線などによって肌にダメージが加わると、角質層から水分が失われ乾燥を招きます。
その結果、肌のハリも失われ、ほうれい線が目立ちやすくなります。
表情の癖
笑ったり口を動かす頻度が多いと、表情の癖によってほうれい線が現れやすくなります。
多くの場合、表情によるシワは一時的なもので元の状態に戻りますが、頻繁に表情筋が動くと一部分にシワが定着し、ほうれい線となって残ってしまいます。
特に笑ったときに口角が上がって頬に食い込み、ほうれい線が強く刻まれてしまうケースが多いです。
喫煙
タバコに含まれるニコチンは、肌にさまざまな悪影響を与えます。
特に血行不良やコラーゲンの減少を引き起こすことが多く、これがほうれい線の原因になります。
長年にわたって喫煙が習慣づいていると、ほうれい線は徐々に深くなり目立ってくることもあります。
栄養不足
糖質や脂肪の多い食生活が続いていると、栄養バランスが崩れ、肌荒れを引き起こすことがあります。
また、ビタミンやミネラルは肌を健康に保つために欠かせない栄養素であり、これらが不足しているとハリが失われ、シワやたるみの原因にもなります。
遺伝的要因
顔の輪郭や形状などは、遺伝的な要因によって似ることがあります。
家族や親族にほうれい線が深い人がいる場合には、その特徴が引き継がれるケースもあるでしょう。
顔の骨格
元々の顔の骨格によって、ほうれい線が出やすい場合があります。
主にアジア人に多い骨格で、高い位置に頬骨があったり、口元が前に出っ張っているタイプの人は、頬肉を支える骨が少ないです。
そのため、ほうれい線が目立つことが多いようです。
ほうれい線上の脂肪が多い
ほうれい線の上の脂肪が多いと、その部分がたるみで下がって、ほうれい線が深くなることがあります。
また、このパターンでは、たるみによってほうれい線に沿った影ができ、余計に目立つことも多いです。
重力の影響
重力によって肌が下方向に引っ張られると、自然とほうれい線が形成されることがあります。
特に、加齢にともない、肌のハリが失われてきたときに目立ちやすくなります。
また、うつ伏せで寝ることが多い場合、顔が枕に圧迫されることでほうれい線が深くなることもあります。
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ほうれい線へのヒアルロン酸注入の効果
ほうれい線を目立たなくするために、多くの美容クリニックではさまざまな施術が行われています。
そのなかで代表的な施術メニューが「ヒアルロン酸注入」です。
上記でも紹介した通り、ほうれい線が目立つ直接的な原因は、肌の水分量が減少しハリが失われることです。
私たちの体内には、ヒアルロン酸とよばれるタンパク質の一種が存在しており、これが皮下組織の水分量を保持する役割を果たしています。
しかし、ヒアルロン酸は年齢にともない減少する特性があり、加齢によってシワが増えてくるのはこのためです。
そこで、ヒアルロン酸を体内に補給することにより、肌の水分量が保持されハリを取り戻すことができます。
その結果、肌のボリュームがアップし、ほうれい線をはじめとしたシワが目立たなくなるのです。
ヒアルロン酸注入を受ける際の注意点
ヒアルロン酸注入は手軽に受けられる美容医療であり、ダウンタイムも少なく日常生活に支障をきたすリスクも低いというメリットがあります。
しかし、施術を受けた後、不自然な仕上がりになったりすることも少なくありません。
このような失敗を避けるためには、以下の注意点を押さえておく必要があります。
医師の選択
ヒアルロン酸注入は、単に注射をすれば良いというわけではありません。
注入部位や注入量の見極め、ヒアルロン酸製剤の選択など高度な知見が求められます。
そのため、経験豊富で信頼できる医師を選ぶことが重要です。
アレルギーの確認
多くのクリニックでは、安全性が確認されたヒアルロン酸製剤を使用していますが、患者様の体質によってはアレルギー反応を引き起こすリスクもあります。
過去にヒアルロン酸注射を打った際に、腫れや赤み、かゆみ、熱感などが現れた経験がある場合には、必ず医師へ伝えておきましょう。
副作用やリスクへの理解
どのような美容医療であっても、副作用やリスクがゼロの施術・治療法はありません。
ヒアルロン酸注入は、比較的安全性が高いとされていますが、アレルギー反応などが起こるリスクもあるため、正しく理解しておく必要があります。
治療後のケア
ヒアルロン酸注入の後は、注射部位に腫れや赤みが生じることがあります。
数日経っても症状が改善しない、あるいは時間の経過とともに悪化している場合には、医師の診察を受けることが大切です。
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ほうれい線のヒアルロン酸注射における失敗例とその原因
ほうれい線を改善するためのヒアルロン酸注射で失敗するのは、どういったケースが考えられるのでしょうか。
また、その原因についてもご紹介します。
ヒアルロン酸注射の失敗例
ヒアルロン酸注射のよくある失敗例としては、「自然な仕上がりにならず、ヒアルロン酸注射をしたことがバレる」
「皮膚の表面がボコボコになる」などのケースが挙げられます。
また、見た目ではそれほど違和感がないものの、触った時に不自然にブヨブヨしているというケースも少なくありません。
ヒアルロン酸注射に失敗する原因
上記のような失敗はなぜ起こってしまうのでしょうか。
特に多いのが、施術を担当する医師の経験不足や技量不足です。
ヒアルロン酸注射では、注入する部位や注入の量、使用するヒアルロン酸製剤などを慎重に見極めなければなりません。
しかし、これらの知見がないと不自然な仕上がりになったり、施術前と後でほとんど効果が実感できないケースもあります。
また、そもそもヒアルロン酸注射だけでは、満足度の高い効果が得られない可能性がある場合には、他の施術と組み合わせることも検討しなければなりません。
しかし、そのような知見がないと十分な効果が得られず、失敗に終わったと感じられるケースもあるのです。
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ほうれい線にヒアルロン酸が馴染むまでどれくらい?
ヒアルロン酸注射後は皮下組織に定着するまで時間を要するため、しばらくは不自然な感覚が残ることが多いです。
ほうれい線にヒアルロン酸を注射した場合、皮下組織に馴染むまでは1〜3週間程度の時間を要します。
この期間中は強い刺激や圧力を加えることは控えましょう。
ザ・ロッポンギクリニックでは高品質のほうれい線治療が可能
ほうれい線を目立たなくするためには、ヒアルロン酸注射以外にもさまざまな施術メニューがあります。
ザ・ロッポンギクリニックで提供しているほうれい線治療をご紹介しましょう。
ヒアルロン酸注射
患者様によっても、使用するヒアルロン酸製剤や注入量も異なるため、当院のヒアルロン酸注射は患者様の状態を丁寧に診察し治療計画を立てたうえで行います。
また、先端に丸みを帯びた注射針や麻酔クリームなどを使用することで、痛みを抑えた治療も行っています。
脂肪溶解注射
脂肪のつきすぎによって頬がたるみ、ほうれい線が目立っている場合には、ヒアルロン酸注射ではなく、脂肪溶解注射が有効です。
脂肪細胞そのものを分解するため、細胞が再生することはなく、半永久的な効果が見込めます。
スレッドリフト
スレッドリフトとは、医療用の特殊な糸を皮下組織に通し、リフトアップすることでシワやたるみを改善する施術法です。
強度に優れた糸を使用するため、少ない本数でも効果が見込め、ダウンタイムも最小限で済みます。
自然な仕上がりにするため、脂肪溶解注射などと組み合わせるケースが多く、使用する糸によっては最大3年の持続期間を誇ります。
ダブロ ゴールド(医療HIFU)
ダブロ ゴールド(医療HIFU)は、高密度の超音波を照射する施術法です。
超音波が真皮層の奥まで届くと熱エネルギーとなって伝わり、刺激が加わることでコラーゲンの生成が促進されます。
サーマジェン
サーマジェンは、RFとよばれるラジオ波を皮膚に照射することで、肌の引き締めやたるみ、シワを改善する施術法です。
また、脂肪燃焼の効果も得られるため、頬や口もとのボリュームを減らし、ほうれい線の改善につながります。
小顔脂肪吸引
脂肪の量が多く、脂肪溶解注射では効果が得られない場合には、脂肪吸引がおすすめです。
メスを入れることなくボリュームダウンが期待でき、ほうれい線の改善はもちろんのこと、フェイスラインをシャープする効果も得られます。
また、脂肪細胞そのものを取り除くため、半永久的な効果が期待できダウンタイムも少ないです。
バッカルファット減量
バッカルファットとは、頬の内側にある脂肪の塊です。
手術によってバッカルファットを減量することで、頬のボリュームが減り、たるみによって生じるほうれい線を改善できます。
また、口腔内にメスを入れますが、切開の幅はわずか数mmと小さいため、1週間程度で通常の生活に戻ることができます。
まとめ
ほうれい線を改善するためにヒアルロン酸注射は定番の施術法です。
しかし、ほうれい線の原因は何か?をしっかり見極め適切な治療を選択しなければなりません。
例えば、ほうれい線の原因が頬のお肉が多く、たるみが原因の場合、ほうれい線をヒアルロン酸で埋めてしまうと、ほうれい線は消えても下膨れの大きいお顔になってしまい不自然な仕上がりになりかねません…。
ほうれい線治療で後悔・失敗しないためにも、ほうれい線=ヒアルロン酸という認識は無くしましょう。
また、より自然で満足度の高い仕上がりを実現するためには、ヒアルロン酸注射以外にもさまざまな施術に対応しているクリニックを選びましょう。