顔の脂肪吸引で失敗するパターンとは|後悔しないためにできること
投稿日:2024.07.16/更新日:2024.07.29
顔についた脂肪がダイエットをしてもなかなか落ちず、大変な思いをしている方も多いのではないでしょうか。
頬にふっくらとついて丸く見えてしまう場合や、フェイスラインについて二重顎に見えてしまう場合など、人によって脂肪のつき方が異なります。
今回は頑固な顔の脂肪をとるために、美容医療で受けられる「脂肪吸引」についてご紹介します。
美容医療を受ける際に注意したい失敗のリスクや、失敗しないために工夫できるポイントなども併せて確認していきましょう。
Contents
顔の脂肪吸引について
なかなか減らない顔の脂肪に対して、セルフケアやダイエットだけで頑張り続けるのは難しいものです。
まずは美容医療で受けられる顔の脂肪吸引の仕組みや、ダイエットとどう異なるのか見ていきましょう。
運動や食事制限などを行う場合、脂肪細胞のサイズを小さくすることで全体の脂肪量を減らすことはできても細胞そのものを減らすことはできません。
再び食べれば脂肪細胞が大きくなり、元の状態へと戻る「リバウンド」が起こってしまうでしょう。
これに対し脂肪吸引は、皮膚の下に吸引する管を通し、物理的に脂肪細胞を減らしてしまう施術です。
ダイエットで落ちやすい皮下脂肪に加え、さらに奥深くにある脂肪「バッカルファット」にもアプローチできるため、短期間で大きな変化が望めるでしょう。
皮下脂肪には血管が通っており運動による減少が期待できますが、バッカルファットにはほとんど血管が通っておらず一度増えると減らしにくいのが特徴です。
これら2種類の脂肪に効率良くはたらきかけられるよう、腕の良い医師を探すのがおすすめです。
また、顔の脂肪は他の部位に比べて代謝が悪く、運動をしてもなかなか落ちにくいのが特徴です。
顔の脂肪を減らすためには、定期的な有酸素運動を取り入れる必要があるでしょう。
その点脂肪吸引であれば、運動が苦手な方でも脂肪をしっかりと減らし、小顔効果やたるみ・ほうれい線の改善など理想の仕上がりを目指せます。
関連記事:小顔整形とは?おすすめや施術種類について詳しく説明!
顔の脂肪吸引で失敗するパターン
さまざまなメリットがあるように見える顔の脂肪吸引ですが、一方で「失敗した」と感じる方も少なくありません。
中には脂肪吸引を行う前と比べ、違う悩みが増えてしまうケースもあるようです。
これらの失敗パターンをあらかじめ確認しておき、万が一のトラブルに備えておくことが大切です。
あまり変化が見られない
せっかく脂肪吸引を行ったのに、それほど変化が見られず切ない思いをするケースも珍しくありません。
顔が小さく引き締まった仕上がりを目指していたにもかかわらず、部分的に少しずつ脂肪が減っているだけであったり、そもそも脂肪が全然減っていなかったりする場合、失敗したと感じてしまっても不思議ではないでしょう。
顔の脂肪吸引では、脂肪を取りすぎることでさまざまなトラブルが起こるため、初回は特に慎重な施術が必要となります。
医師が慎重になりすぎた結果、不要な脂肪すら取れなかった可能性があるため、必要に応じて再度診察を受けなければなりません。
脂肪の取りすぎによるコケ
口周りのたるみや二重顎など脂肪をしっかりと取らなければならない部位もあれば、取りすぎることで不自然な仕上がりとなってしまう部位も存在します。
特に頬は適度な脂肪があってこそバランスの良い状態を保てるため、取りすぎによるコケに注意しなければなりません。
脂肪の取りすぎによるたるみ
脂肪吸引が難しいとされているのは、脂肪は取れても表皮を引き締めることはできないためです。
急激なダイエットをしたときと同じように、脂肪が大きく減ると表皮が余ってたるんでしまう可能性があります。
これを防ぐために、脂肪吸引ではたるみが起こらないよう少しずつ脂肪を取ったり、たるんでしまいそうな部位を別途ハイフなどの施術で引き締めたりといった対応が行われます。
脂肪吸引後に頬などのたるみが気になった場合は、軽減する方法がないか相談してみると良いでしょう。
バッカルファット除去との組み合わせによる凹み
先ほどもご紹介した皮膚の深部に位置するバッカルファットは、専用で除去するための施術が用意されています。
脂肪吸引とバッカルファット除去を組み合わせることで、奥深くに位置する頑固な脂肪にアプローチする場合もありますが、時として取りすぎによる凹みが生じる可能性があります。
通常、脂肪吸引とバッカルファット除去を組み合わせる場合、脂肪を取りすぎないよう最新の注意を払って施術が行われます。
しかし経験不足の医師が担当した場合や、脂肪吸引とバッカルファットを別のクリニックで行った場合などは、凹みのリスクが高まることを覚えておきましょう。
顔の脂肪吸引で失敗する原因
続いて、これらの失敗がどうして起こってしまうのか、その原因を詳しくご紹介します。
患者側の問題・医師側の問題とさまざまな原因があるため、失敗のリスクを減らすためにもしっかりと確認していきましょう。
医師の技量不足
第一に、脂肪吸引は位置・角度・量など全ての項目が適正でなければ理想の仕上がりにはなりません。
これらは当然ながら個人差があるため、一人ひとりに合った方法で吸引できる医師でなければ失敗のリスクが高まるでしょう。
また、太ももやヒップなどの広い部位に比べ、顔は施術部位が狭く繊細な施術が必要となります。
脂肪吸引の中でも顔の施術に長け、経験豊富な医師を選ぶことが大切です。
コラーゲンの増生
通常、脂肪吸引の後にはコラーゲンの生成が促進され、施術部位にハリが出て引き締まるのが特徴です。
しかし顔の脂肪吸引では、コラーゲンが増生することで一部がデコボコした状態になったり、ボリュームが出て前よりも顔が大きくなってしまったりすることがあります。
コラーゲンがどのように増えるのかは施術を受けてみなければ分からず、個人差が大きいのも特徴。
施術直後は分からないため、1ヶ月以上経ってから異変に気が付く人も少なくありません。
筋肉
脂肪吸引の特徴として挙げられるのは、「アプローチできるのが脂肪のみ」といった点です。
つまり皮膚や筋肉には変化がないため、脂肪を取ったことで筋肉が目立ち、デコボコしたり不自然に見えたりする可能性があります。
筋肉は平坦なものではないため、筋肉同士の間には凹みが生じてしまいます。
脂肪吸引によってこの凹みが浮き出てしまうことがないよう、敢えて必要な分の脂肪を残すことも大切です。
これも経験豊富な医師が執刀することで防げる失敗のため、クリニック選びは慎重に行いましょう。
医師とイメージが共有できていない
医師が理想とする仕上がりと、自分の目指す仕上がりに差があり、結果として失敗したと感じる人も多く見られます。
医師はあくまでも自然に見える仕上がりを目指して施術を行いますが、「ここをもっと減らしてほしい」「ここは残してほしい」と細かな要望のある方も多いでしょう。
このような失敗は、医師と患者がイメージを共有できていないことが原因です。
カウンセリングが不十分であったり、シミュレーションを用いずイメージだけで話し合いを終わらせてしまったりすると、双方の認識にずれができてしまうでしょう。
脂肪吸引をするとどうなるのか、具体的な仕上がりのイメージを確認しておくことが大切です。
皮下脂肪が少なかった
皮下脂肪にのみアプローチする脂肪吸引を受けた場合、実は皮下脂肪よりもバッカルファットの量が多く、思うように取り切れないケースも見られます。
脂肪吸引時に皮下脂肪とバッカルファットの両方を取ってくれるクリニックであれば良いですが、別メニューとして対応しているところや、そもそもバッカルファット除去に対応していないクリニックもあります。
バッカルファットとは、主にこめかみから頬にかけて存在する脂肪です。
二重顎や口周りのたるみならば脂肪吸引で良いですが、頬が気になる方は一度医師の診察を受け、脂肪吸引とバッカルファット除去のどちらが必要なのか確認すると良いでしょう。
脂肪ではなく皮膚に厚みがあった
施術を受けてみてそれほど変化がなかったと感じた場合、実は脂肪がそれほどついておらず、皮膚に厚みがあることでたるみや二重顎の原因となっている可能性があります。
この場合脂肪吸引ではアプローチできないため、皮膚そのものを引き締める施術を検討する必要があります。
関連記事:ボトックス注射を打つべき場所や効果|料金や副作用、失敗例を紹介
顔の脂肪吸引で失敗しないためには
続いて、顔の脂肪吸引で失敗しないために、患者側ができる工夫についてご紹介します。
カウンセリングでイメージを共有する
脂肪吸引においてもっとも大切なのは、医師と仕上がりのイメージを共有し、両者が同じ理想を目指すことです。
どの部分をどのくらい取り、一体どんな仕上がりになるのか、詳しく相談しておくと良いでしょう。
そのためには、一人ひとりのカウンセリング時間をしっかりと確保し、医師が直接向き合ってくれるクリニックを選ばなければなりません。
短時間でカウンセリングが終わってしまったり、料金についての説明で終わってしまったりするクリニックは避け、安心して任せられるところを選びましょう。
カウンセリングだけであれば無料で対応しているクリニックも多数存在します。
場合によっては複数のクリニックでカウンセリングを受け、医師の話しやすさも含めて比較してみるのがおすすめです。
安いからという理由だけでクリニックを選ばない
クリニックを選ぶとき、多くの方が料金の安いところを選びたくなるでしょう。
もちろん顔の脂肪吸引のように高額な施術は、予算内で負担なく受けられるところを探すのが大切です。
しかし、料金だけに注目していては適切なクリニックを選ぶことができません。
安いと思っていたら麻酔や医薬品代は別で徴収されたり、適切な道具が使われていなかったり、アフターフォローが万全でなかったりするケースもあります。
各クリニックのサービスも同時に比較しながら、より安心して依頼できるクリニックを探しましょう。
症例を公開しているクリニックを選ぶ
医師がどれだけ顔の脂肪吸引の実績があるか調べるためには、症例を公開しているクリニックを選ぶのがおすすめです。
件数はもちろん、症例写真でビフォーアフターを載せているクリニックならば、顔がどのように変化したのか分かりやすいでしょう。
自分に似た症例があれば、施術内容や金額の参考にもなります。
また、多くのクリニックは「脂肪吸引」をひとくくりにしてカウントするため、顔の施術を何件行ったか細かく分からない場合があります。
症例写真を確認することで顔施術の実績が分かりやすくなるため、公式サイトを見たりカウンセリング時に確認したりすると良いでしょう。
他の施術との併用を検討する
顔の脂肪が気になる場合、おすすめの施術は脂肪吸引だけではありません。
適宜別の施術と組み合わせることで、より理想の仕上がりに近づきやすくなるでしょう。
さまざまな施術の中でも脂肪吸引と相性が良いとされているのは、「スレッドリフト」です。
脂肪吸引によって皮膚がたるむのを防いだり、長期的にコラーゲンやエラスチンの生成を促進するためハリが出たりとさまざまなメリットがあります。
ザロッポンギクリニックでは、「THE 6式スレッドリフト」を用い、ダウンタイムが少なく一人ひとりに合った施術を可能としています。
糸の種類や本数・角度などを調整することで、脂肪吸引後の仕上がりを長く保つためにも活躍してくれるでしょう。
また、先ほどもご紹介した「バッカルファット除去」との併用も効果的だといわれています。
ほうれい線やたるみなど脂肪以外の悩みにも対応できるため、ぜひ一度医師と相談することをおすすめします。
ザロッポンギクリニックの小顔脂肪吸引について
ザロッポンギクリニックでは、小顔脂肪吸引と題してさまざまなタイプの顔へアプローチを行っています。
いずれも顎下や耳の裏など目立ちにくい場所から行うため、傷跡が目立ちにくく生活に支障をきたさずに済むのがメリットといえます。
経験豊富な医師が残す脂肪・取る脂肪を見極め、バランスの良い仕上がりを目指します。
また、顔の脂肪は一人ひとりつき方や量が異なるため、理想の仕上がりを目指すためにはオーダーメイドの施術が必要となります。
脂肪吸引で対応しきれない部位などは、下記のような他の施術を組み合わせてアプローチするのがおすすめです。
- バッカルファット除去:口腔内から施術を行い口周りのたるみ改善を目指す
- スレッドリフト:棘のついた糸を挿入してリフトアップやたるみ改善を目指す
- ダブロ ゴールド(医療ハイフ):脂肪層の溶解やSMAS筋膜の引き締めを行う
- サーマジェン:コラーゲンの生成を促進しハリアップやたるみ改善を目指す
- ヒアルロン酸:脂肪吸引による凹みを軽減したりフェイスラインのバランスを整えたりするために使われる
- エラボトックス:脂肪吸引では改善しないエラの筋肉が張った状態を緩和する
- 脂肪溶解注射:ピンポイントで痩せたい部位がある方におすすめ
これらのうちどの施術が適切かは、医師とのカウンセリング内で実際の様子を見ながら相談させていただきます。
院の状況によっては医師の指名も可能なため、あらかじめ公式サイトなどでご確認ください。
関連記事:医療ハイフのリスクとは?施術前にしっておくべきメリット・デメリット
顔の脂肪吸引ならザロッポンギクリニックまでご相談ください
ザロッポンギクリニックでは、顔の施術はもちろん体や肌の悩みまでをトータルでケアできる美容医療クリニックです。
経験豊富な医師を厳選して採用しているため、失敗リスクが少なく、より効率的に理想の仕上がりを目指せるでしょう。
また、カウンセリングに力を入れており、一人ひとりに対し十分な時間を確保し相談できるのも当院の特徴です。
疑問点や不安なことは全て解消した上で施術に臨めるよう、医師やスタッフが丁寧に対応させていただきます。
顔の脂肪吸引は、仕上がりはもちろん痛みやダウンタイムについても不安に感じる方が多い施術です。
オーダーメイド施術でダウンタイムを最小限に抑えているほか、麻酔時の痛みも軽減できるようさまざまな工夫を行っています。
痛みやダウンタイムが心配で施術をためらっている方も、ぜひ一度ご相談ください。
まとめ
顔の脂肪吸引は、思うようにいかないなどの失敗例が多く、施術を諦めている方も多いのが特徴です。
正しい知識を持って経験豊富なクリニックを選ぶことで、失敗のリスクを最小限に抑えられるでしょう。
また、脂肪吸引においてはカウンセリングが重要であり、いかに医師とイメージをすり合わせられるかが成功の鍵となります。
理想の顔に近い画像を持参したり、気になる部位を細かく伝えたりと、よりイメージが伝わるよう工夫してみましょう。
聞きたいことをあらかじめメモにとっておき、カウンセリングの準備をしておくのも大切です。