- 施術時間
- 1時間
- 通院
- 場合によりあり
- 圧迫
- 創部にテープ、ガーゼをあて、さらに包帯もしくはガーメント(圧迫バンド)をし、ご帰宅となります。当日は、帽子、スカーフなどをお持ち下さい。圧迫は、とくに術後3日目までは終日装着し、1ヶ月程度は、就寝時のみでも装着することをおすすめします。2週間程で、大きな腫れや内出血は目立たなくなります。
- 創部
- 創部へあてたガーゼは、汚れが気になる場合、交換をし、出血が気にならなくなりましたらお取り頂いて大丈夫です。お渡しのテープは、傷口に術後から使用し、抜糸後も3〜6ヶ月程お使いいただきます。処方の軟膏はテープの上から塗布をおねがいします。
- メイク
- 創部以外のポイントメイクは翌日より可能ですが、創部への刺激を避け、術後4日目からのメイクをおすすめします。ただし、創部の部分はこすらないようにお願いします。
- 洗顔、洗髪
- 手術後、3日間は創部が濡れないようお気をつけいただきます。4日目から洗顔、洗髪が可能となりますが、創部に洗顔料やシャンプーの泡が残らないようにお気をつけ下さい。 ヘアカラー・パーマは術前1週間、術後1ヶ月間はお控え下さい。
- 内出血
- 手術の当日から数日間は内出血が起こりやすい。
- 麻酔
- 局所麻酔
- 手術に伴うリスク
- ・元々の骨格やたるみの左右差の影響などを受け、仕上がりに左右差を生じること場合があります。
・耳後部にひずみや膨らみが生じることがあり、数ヶ月以上経過しても、目立つ場合があります。
・回復の過程で傷の硬さを感じたり、見た目上、数ヶ月から数年と個人差がありますが、ピンク色の線として認識され、傷跡は完全には消えない場合もあります。また、体質的に肥厚性瘢痕(ケロイド)や色素沈着を生じやすい方もおります。
・髪の生えている部分を切開した際に、傷の周囲に脱毛が生じる場合があります。
また、髪の毛が生え揃うまで、毛嚢炎を生じることがあります。
・皮膚の血行が悪くなり、一時的に色調が悪くなる場合があります。術前の健康状態、喫煙、血腫などの影響により、皮膚壊死が起こる可能性が高くなることがあります。
・皮膚の伸縮性の程度により、耳たぶが顎に向かって引っ張られ、耳介の形状が変わったり、左右差を生じる場合があります。
・耳下腺という唾液をつくる部分が損傷された場合、例えば傷口から透明な唾液が排泄されることがあり、改善に数ヶ月以上かかることがあります。
- 注意点
- 就寝時の注意:傷から少量の出血がみられることがあり、寝具が汚れないよう吸水シーツのご用意をおすすめします。また、就寝時は腫れ予防のために枕の位置を高くし、お休み下さい。
- 副作用
- ・しわが全て改善されるわけではなく、特に切開部分より離れた部分のしわが残る可能性があります。ほうれい線などの顔の中心部分の効果は出にくい場合があります。
・口を開けたり、閉じたりできるように頬にはある程度の緩みが必要となります。また、手術中の腫れが強い場合や、SMASや皮膚にハリがなく、強く引き上げることが困難な場合があり、その場合もたるみが残ることがあります。
・皮膚表面の凹凸を縫い合わせた傷に強い緊張がかからないように、SMASや真皮に糸をかけ、吊り上げます。そのため、皮膚の表面に凹凸が生じ、目立たなくなるまでに数ヶ月を要する場合があります。
・SMASのすぐ下に多数の顔面神経があり、この神経に損傷を受けると表情の歪み、麻痺が生じます。回復までに数ヶ月以上かかる場合があり、永久的な麻痺が残る合併症の可能性もゼロではないことをご理解下さい。
・手術中に細かい知覚神経が損傷し、痺れや知覚鈍麻を生じ、改善までに数ヶ月以上かかる場合があります。
・創部からの細菌の混入により感染が生じる場合があります。熱感、赤み、強い腫れなどが長く続く時は感染が疑われ、その場合治療が必要となります。
・二重のラインへの影響
額リフトを行う場合、二重の上に被る皮膚が少なくなるため、二重の折れ込みが浅くなるなどのラインの変化を生じることがあります。