- 手術までの流れ
- ・カウンセリング:ベクトラを使用し、患者様の理想の鼻をシュミレーションさせて頂きます。
・手術前の検査:CT検査で鼻骨の状態をチェックさせて頂きます。
・手術当日:全身麻酔下での手術になりますので、麻酔科の専門医の先生が麻酔管理をしています。寝ている間に手術が終了します。手術が終わりましたら、麻酔を終了して、お目覚め頂きます。リカバリー室でお休み頂いた後、特に問題がなかったらお帰りになります。
・手術後:骨切り後は1週間ギプスで固定させて頂きます。1週間後にギプスが外れますが、必要に応じて、テーピングと夜用のギプスをさせて頂きます。
- 手術内容
- 1. 両側の鼻腔内を切開します。
2. 皮膚を数mm切開し、鼻骨に鼻専用のノミで数ヶ所切れ込みを入れます。
3. ここで超音波骨切り機器を使用します。器具の先端に超音波振動を与えて骨を切っていきます。
4. 正確なラインで骨を切っていきます。
5. 骨を真ん中に向けてずらした後、皮膚の上からテーピングとギプスで固定します。
- 主なダウンタイム
- 腫脹・内出血:約2週間
腫れ、内出血:鼻の骨を切るため、強い腫れや内出血が出ることがあります。皮膚の薄い目の周りまで腫れることがあります。術後1週間で大きな腫れがほとんど引いてしまうこともありますが、個人差により2週間くらい強い腫れが続くこともあります。
痛み:術中は麻酔で眠っているため、痛みは感じないのですが、術後は鈍痛を感じることもございます。痛み止めの処方がございますので、痛みがあるときは、痛み止めをお飲みください。
鼻水、鼻詰まり:創部から血混じりの鼻水が出てきたり、鼻詰まりを感じることがあります。個人差はございますが、1週間~2週間で落ち着いてきます。
- ご自宅でのお過ごし方
- ・洗髪や洗顔、シャワー:手術当日は控えて頂き、翌日から可能となります。鼻は濡らさないように気を付けて頂きます。
・入浴・運動・飲酒:これらは内出血や腫れを助長させるので、2週間は最低でもお控えください。
・喫煙:感染のリスクを高めたりや傷の治りを悪くします。術前と術後の禁煙をお願いしております。
・眼鏡の使用:1カ月は眼鏡を使用出来ません。
・ギプスとテーピング:1週間はギプス固定させて頂きます。鼻腔内にもシリコンチューブを入れさせて頂くこともございます。ギプス除去とシリコンチューブ抜去後は、テーピングと夜用のギプスをさせて頂きます。
- 通院の目安
- ・術後1週間:ギプス除去、シリコンチューブ抜去、抜糸
その後は状態を見て、2週間後、1カ月、3カ月、6ヵ月、1年検診がございます
- 主な合併症
- ・疼痛、内出血、血種、腫脹、靱帯損傷、鼻涙菅損傷、感染、鼻閉感、創部離開、ギプス固定による褥瘡、左右差と曲がり、後戻り、完璧は難しい